大ブレークに期待DeNA・オースティン 自粛期間中も現役モデル妻が全面サポート

2020年06月05日 16時30分

2日の練習試合で豪快な2ランを放ったオースティン

【赤ペン!!赤坂英一】予定通り開幕したら、DeNAの新外国人、タイラー・オースティン内野手(28)が何発本塁打を打つか。これがいま、私のひそかな楽しみである。

 沖縄キャンプ中の2月16日、巨人とのオープン戦で高橋から2打席連続本塁打。今月2日、本拠地・横浜での練習試合、楽天戦でも弓削から場外弾をかっ飛ばしている。沖縄、横浜ともに試合後にテレビ取材で「日本語で喜びを表現して」とリクエストされたオースティン、笑みを浮かべて「ヤッター!」。打撃のパワーだけでなく、サービス精神もたっぷりだ。

 ラミレス監督は「キャンプから最近まで、ずっと同じコンディション、同じタイミングの取り方を維持できているのが素晴らしい」と絶賛。確かに、2月中旬に絶好調であれば、蒸し暑くなった6月には調子を落としてもおかしくない。オースティンのように、初来日とあればなおさらだ。

 実際「球場で練習ができなかった自粛期間中はコンディションの維持が難しかったね」とオースティンは言う。体重もベストよりも3キロ増えて104キロぐらいに増加。「そこからもう一度絞るため、家でずっとワークアウト(トレーニング)をしていた」そうだ。

 そのオースティンを陰で支えていたのが、現役のモデルで抜群の美貌とスタイルを誇るステファニー夫人。「ワークアウトに関しては、ボクより妻のほうが詳しいんだ。毎日、コア(体幹)トレーニングを中心に、どんなメニューをどれくらいやればいいか、彼女が教えてくれた」

 スタイルが命のモデルだけあり、食生活の管理もバッチリだという。「ボクは魚介類がダメなので、食事はビーフ中心になる。そういう食事面も、栄養が偏らないよう妻がしっかりやってくれてる。栄養学に関しても、ボクよりいろんな知識をたくさん持ってるから」

 夫人が米国へ一時帰国した4日は、オースティンも練習試合の楽天戦を欠場。特別に“お見送り休暇”を取ってしばしの別れを惜しんだ。

 オースティンは夫人に関する質問にも嫌がらず答え、取材が終わるときは「サンキュー!サンキュー!」と、笑顔で手を振る愛想のよさ。開幕後も打ちまくれば、新たな“ハマの人気者”になりそうである。

 ☆あかさか・えいいち 1963年、広島県出身。法政大卒。「最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生」「プロ野球二軍監督」「プロ野球第二の人生」(講談社)などノンフィクション作品電子書籍版が好評発売中。「失われた甲子園 記憶をなくしたエースと1989年の球児たち」(同)が第15回新潮ドキュメント賞ノミネート。ほかに「すごい!広島カープ」「2番打者論」(PHP研究所)など。日本文藝家協会会員。