阪神 6・19開幕から「死のロード」 でも勝ち組!?

2020年06月03日 16時30分

2日にオープンした「チームショップアルプス」。早くも盛況だ

 ものは考えようということか。19日に開幕しても5カード連続で遠征となる阪神に、ライバル球団の関係者から「むしろおいしいよ」と羨望のまなざしが送られている。

 1日に発表された7月23日までの日程は、新型コロナウイルスの影響から例年とは違う変則的なものになった。パ・リーグが主に同一カード6連戦となるのに対して、セは東西での集中開催。その影響から、阪神は開幕カードの巨人戦から5カード連続ビジターで、本拠地開幕は7月7日の巨人戦だ。開幕から2週間以上の長期遠征で計15試合を戦う「死のロード」で、現場の負担は決して楽ではない。

 一方で阪神の日程は極めて理想的と見る向きもある。同じセの関係者が「勝ち組は阪神では?」と言うのは、興行的な側面から見た場合だ。

「今のところ、お客さんを入れられるようになるのは最短で7月10日。少しでも収益を上げようと思ったら、その日以降に主催試合を数多く持っていた方が絶対いい。阪神は今ある日程の後半全てが本拠地開催。“経済的な開幕”はそこからでしょ? チケットを買ってくれたお客さんが球場で試合を見ながら飲み食いして、お土産やグッズを買って…と。球団としては試合をやる意味はまさにそこにあるわけだし」

 今季のプロ野球は新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、当面は公式戦を無観客で行うことを決めている。今後の状況次第ながら、現時点では開幕から6カード目が終わる7月9日まで各球団とも無観客試合で公式戦を進めていく方針だ。

 一方で可及的速やかに観客動員を“解禁”し、コロナ禍で大打撃を被った営業面での損失を可能な限り今後の主催試合で回収したいという思いは各球団の偽らざる本音でもある。3か月遅れで始まる今シーズン、営業面において“開幕ダッシュ”を飾る可能性が高いのは阪神…という見立てだが、果たして。