10打席音なしのロッテ・鳥谷は大丈夫か?

2020年06月03日 11時30分

3回の打席で投ゴロに倒れた鳥谷

 まだ時間はあるが大丈夫か…。ロッテ・鳥谷敬内野手(38)に不安の声が上がり始めている。開幕を2週間後に控えた現在もバットが湿りっぱなしだからだ。

 鳥谷は2日に本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた練習試合(対日本ハム)に「3番・三塁」で先発出場した。三塁守備こそ無難にこなしたものの、打撃では相手先発・上沢ら3投手を相手に3打数無安打。これで5月末に行われた紅白戦2試合(計7打数無安打)を含め、3試合で10打数無安打。コロナ禍で実戦が約2か月間中断していたとはいえ、この数字はやはり気がかり。あるチーム関係者は鳥谷の置かれた状況を踏まえ、現状をこう話す。

「確かに今の鳥谷の状態はよくないと思う。でも彼がロッテに加入した意義というのは若手への刺激だったり、戦力底上げのため。井口監督も開幕後はレギュラーとしてではなく、あくまで内野のバックアップ的な役割を期待している。そう考えれば今の時期から打撃でアピールする必要はないと思う。ただ、井口監督が絶大な信頼を寄せている分、今後の実戦で低迷し続ければ周囲から『なんで鳥谷だけずっと一軍なの』という不満の声が出る可能性はある。そんな雑音を封じるためにも、早めに結果を出してくれればいいんだけどね」

 遊撃のポジションを争うプロ3年目の藤岡裕大内野手(26)は同じ2日の日本ハム戦で1本塁打を含む2安打4打点と大当たり。調子の上がらないベテランを尻目に存在感を見せつけた。

 レジェンドの加入が若手への刺激になっている半面、本人が不振で開幕一軍危機となれば、それはそれでチーム内に不穏な空気を生みかねない。周囲は複雑な気持ちで、鳥谷の早期復調を願っている。