阪神 新助っ人・ボーアもう尻に火

2020年06月01日 16時30分

一死満塁の好機で空振り三振を喫し、天を仰ぐボーア(代表撮影)

 阪神の新助っ人ジャスティン・ボーア内野手(32)の調子が上がってこない。31日に甲子園球場で行われた紅白戦に「4番・一塁」で先発出場するも、一死満塁の好機で空振り三振を喫するなど2打数無安打。守備でも何でもない打球をトンネルしたりと散々だった。

 これで実戦17試合で43打席連続ノーアーチ。2月以降、対外試合で本塁打どころか一本の長打すら打てていない。チームの得点力不足解消を期待されて獲得した“主砲候補”の現状は、あまりにも心もとない。

 矢野監督は「今打ってシーズンで打てへんよりもいい。調整の段階なんだからあまり気にしていない」と「心配なし」を強調したが、チーム内の本音は必ずしもそうではない。

 ここまでチームは高橋遥がコンディション不良で開幕絶望となり、藤浪が遅刻で二軍降格。確実に計算できる先発候補が西勇と青柳の2枚しかいない。チーム関係者が「ボーアは大きな期待をかけて獲得した選手だけに開幕では必ず使うだろう。ただし、いつまでも復調を待っている余裕は今のウチにはない」と話すように、チーム事情的には助っ人枠をガンケル、スアレス、ガルシアらの“先発投手用”に使った方がいいからだ。

 例年なら実績のある助っ人は、しばらく結果が残せなくても「ガマンの起用」もしてくれるだろう。しかし今季は120試合しかない。見切りが早くなるのは当然で、前出のチーム関係者は「矢野監督としても、いつまでもボーアの復調を待つことはないのでは」と言う。

 早くも尻に火がついてしまったメジャー通算92発男。2日から2か月ぶりにスタートする対外練習試合で、今度こそ結果を残せるか。