巨人・原監督 6・19開幕へ前向きキャラ健在

2020年05月27日 16時30分

いつも前向きな原監督(球団提供)

「前向き」といえばやっぱりこの人だ。6・19セ・パ同時開幕が正式に決まり、12球団が一斉に動きだした。出口の見えなかった暗いトンネルに光が差し、リーグ連覇を目指す巨人ナインも練習を本格化させる中、誰よりも張り切ること必至なのが原辰徳監督(61)だろう。コロナ禍にあっても常に明るく前を向いていた指揮官が、いよいよ本来の輝きを放つ。

 目標も定まり、巨人は31日に一~三軍総出の紅白戦を2試合行うことを決めた。ここからはチーム内競争も激化必至で、阪神戦が有力とされる東京ドームでの開幕戦へと向かっていく。

 主役はもちろん選手だが、やはりこの人にも自然と目が行ってしまう。これまで節目節目でコメントこそ出していたが、個人調整期間中は「俺が言っちゃったらさあ…」とナインの胸中を察し、その存在をほとんど消していた原監督だ。

「さあ、開幕!」の局面にふさわしい球界を代表する前向きキャラ。とにかく暗い話は大嫌いで、過去にはネガティブになりそうなとき、両肩についたホコリを払うしぐさで「なし! なし!」と声を上げる“おまじない”を選手に伝授したこともある。

 今回のコロナ禍においても、ふさぎこみがちな中高年に“喝”を入れるがごとく、ダイエット&筋トレで“細マッチョ化”を敢行。若大将の座こそ、主砲・岡本に譲ったものの「元祖・若大将ここにあり」を見せつけた。世の中が暗くなればなるほど明るい光を放つのが原監督で、実は晩酌の席でも、こんなポジティブ思考で杯を傾けていた。

 糖質を気にする指揮官は、白米をもち麦玄米にするなど気を配っているが、お酒、こと糖質を含むビールに関しては「ビール6にトマトジュース4」の割合でミックス。カクテルでいう「レッドアイ」の状態で飲むというのだが、そこでこんな思いを抱くという。

「あれはね、プリン体がゼロになるような気がしてならないんだ。トマトジュースを入れてからビールを注ぐと泡が出ない。そうするとプリン体をトマトが吸ってくれるんだ」

 トマトなどの緑黄色野菜に尿酸値を下げる効果が期待できるとはいえ、トマトがプリン体を直接消滅させることはない。しかし、すべてが自身のプラスに、前向きに働くことを信条とする原監督ならではの発想だろう。

 来月19日の開幕に向け指揮官は「プロとして、ファンの皆さんを勇気づけ、感動させられるプレーをお見せすることを約束します」と誓った。選手のプレーだけでなく、原監督の発信するポジティブパワーにも期待が高まる。