巨人・阿部二軍監督 自ら広告塔になり若手にスポットライトを当てさせたい

2020年05月25日 16時30分

真摯に取材対応する阿部二軍監督(中央)

【取材のウラ側 現場ノート】立場が変われば人は変わる――。今季から指導者となった巨人・阿部慎之助二軍監督(41)を取材していると、つくづくそう思う。

 顕著に感じるのはメディアへの対応だ。現役時代の試合後はひと言、ふた言をポツリと発して足早に去るのがほとんど。報道陣との間に一線を引いていたのは、新人時代に受けた猛バッシングが原因だった。しかし、今ではしっかりと足を止めて応対することも多い。

 昨年12月、イベント出演後の新千歳空港で1対1で取材する機会に恵まれた。こちらは「プライベートの時間だしな…」と思いつつも「5分だけいいですか?」と切り出すと、意外にも(?)嫌な顔をせず「いいよ」。結局、搭乗するギリギリまで20分近く二軍の運営構想や育成方針などを熱っぽく語ってくれた。

 その中で引っかかったのは「二軍がこんなに注目してもらえることはないだろうからね」との言葉。自らが広告塔となって若手にスポットライトを当てさせたい――。その一心で、メディアとの接し方も考え直したという。

 となれば、阿部二軍監督自身も視線を引きつけ続ける必要がある。だからこそ、こんなフレーズも出たのだろう。

「(東スポは)俺のこと面白おかしく書いてくれていいからさ(笑い)」

 やっぱり器がデカい。底上げへの責任感が強く指導も厳しいが、時にユーモラスな一面ものぞかせる。今後もさまざまな角度から阿部二軍監督を掘り下げていきたい。大目玉を食らわない程度に…。