出てこい虎の「お祭り男」 無観客興行でもグッズ販売望める選手を!

2020年05月21日 16時30分

「お祭り男」としてチームを盛り上げた今成(中=2014年)

 開幕へ向け投手・野手の「分離練習」で調整を進める阪神で“お祭り男”待望論が叫ばれている。

 現場の士気を高めるラッキーボーイ出現を望む声は球団の営業関係者から。コロナ禍により開幕が大幅に遅れることに加え、開幕後も当面は無観客興行となりそうな現状が関係している。各球団は引き続き、飲食やグッズ販売での収益を見込めず、確実に売り上げが例年比で「大幅減」になる難題を抱えており、少しでも現場の協力を得たいというものだ。

 例を挙げれは、試合後のヒーローインタビュー。当面はどの球団も無観客試合で情報の配信はテレビ中継やネット配信が頼みの綱で試合後の監督や選手談話も、オンライン配信となる可能性が高い。このシーンをグッズなど販売促進にも活用できないかというわけだ。

 猛虎では、すでに前例もある。2016年当時、主力だった今成亮太が公式通販サイトで「今成亮太のワイワイショッピング」と銘打ち、グッズPR役に起用されると、この動画が大ウケ。当時を知る球団OBは「紹介するモノ自体は球団のロゴが入っただけの普通の玩具とかだったんだけど、その商品に由来する小ネタを選手が披露したりとかして、売り上げも予想以上だった」とファンからの反響も大きかったという。今成は18年に現役を引退しており「第2の今成」の出現を期待しているのだ。

「今のチームにも、明るいキャラクターでエンターテイナーぶりを発揮できる選手がいないわけじゃない。自分がヒーローインタビューを受けるときに何かアピールしたいグッズを“仕込んで”出れば、それだけでも違うよ」

 最近ではお立ち台での「必死のパッチ」が決めぜりふだった関本賢太郎や、他選手のモノマネ芸でファン感謝デー2年連続MVPの今成のように、発信力のある選手がオンライン越しでファンにPRしてくれれば…。当面は無観客となる本拠地・甲子園で“お祭り男”の存在はグラウンド内外での“戦力”となりそうだ。