阪神・藤浪らコロナ復帰選手に他球団から“熱視線”

2020年05月18日 16時30分

藤浪晋太郎

 最短6月19日の開幕へ向け、近日中にも全体練習を再開予定の阪神だが、スコアラー陣など他球団関係者からは戦力分析とは異なる別の“熱視線”を浴びることとなりそうだ。

 すでに交流戦中止が決定し、取り急ぎ猛虎を視察する必要のないパ球団の007でさえも「状況が許せば、それは把握したい」と話す要調査対象の選手が、3月に新型コロナウイルスに感染し入院↓療養↓現場復帰した藤浪晋太郎投手(26)、伊藤隼太外野手(31)、長坂拳弥捕手(26)の3人だ。

 その視点は「コロナから復帰の選手は、どの程度のパフォーマンスができるのか?」というもの。セ球団のスコアラーは「立場上、他球団の欠点を洗い出すのが仕事で、表立って言えないけど、心情的には『絶対に頑張れ! 成績を落とすな!』と祈るような気持ちでもあるよ」とまで話す。現状、NPBでの『コロナ感染被害者』は虎の3人のみ。開幕後、彼らが感染前のパフォーマンスに戻せているか否かは、遅ればせながらシーズンを開始することになる今年の球界においても、とても重要だという。

「簡単な病気じゃないことは、もう誰もが知っているし、体力があるアスリートだからとかも関係ないことも。選手だって怖いのは一緒で『もし開幕後に感染したら…』は誰だって頭をよぎる。仮にそうなったとしても、しっかり治療すれば、また感染前のパフォーマンスに戻せることを確認しておきたいよね。そうじゃないと今年はずっとみんな恐々としながら、プレーすることになる。これはすべてのプロ野球選手や関係者が気にしていることでもある…」

 4月下旬の会見の際には球界に迷惑をかけた謝罪と、今後の「プレー」を通じての全快を誓った猛虎の3人。チームへの貢献とは別に、球界内でも特別な思いを背負って開幕を迎えることになる。