巨人・元木ヘッド 若Gへ「クセ者2世」のススメ

2020年05月16日 16時30分

山本(左)を指導する元木ヘッド

 巨人の元木大介ヘッドコーチ(48)が「試合に出たいならポジションはどこでもこなさないと」と未来のジャイアンツを背負う若手野手に、複数ポジションを求めている。

 3月のオープン戦では内野手の湯浅、増田大、若林らを試合途中から外野手として起用。昨季も経験のある増田大、若林は平然とこなしたが、3年目・湯浅は「外野をやったことがなかったので少し怖かったです」と必死にボールを追った。

 元木ヘッドには2つの経験がある。1つは監督としての実体験だ。「(2018年8月に)U―12(日本代表)で初監督をした時、選手枠が15人で1つのポジションしかできない子は選べなかった。米国に行って誰かがケガしたら終わりだから。チームをまとめていくうちにいろいろ見えてきた」と指導者にとって使いやすい選手になる重要性を説いた。

 もう1つは自身の現役時代。大阪・上宮高で強打の遊撃手として甲子園を沸かせた元木ヘッドが巨人入りした1991年当時、遊撃には名手・川相(元巨人二軍監督)がいた。「とてもかなわず、自分が生き残るには何をしたらいいか考えた」と振り返る。

 試合に出るため内野のユーティリティーになると、99年からは左翼でも出場した。複数ポジションをこなせる選手が増えれば采配の選択肢も増え、思わぬアクシデントにも即座に対応できる。

 自身のような“スーパーサブ”“クセ者2世”を育てることも、元木ヘッドの仕事というわけか。