ユニホームマジックとは? 阪神OB柏原純一氏「そろそろ上下とも着たら」

2020年05月15日 16時30分

打撃練習をする糸井(阪神タイガース提供)

 自主練習開始から約1か月が経過した阪神で「そろそろブルペンで投げる投手にしても、ノックを受ける野手にしても、上下ともにユニホーム着用で動いたら?」と提言するのはOBで評論家の柏原純一氏だ。最短で6月19日と開幕日が定まりつつあることを受け、次なるアプローチでより実戦感覚を磨いていくのが狙いだ。

 自主練習中は服装規定はなく、若手はTシャツ・短パンの軽装が目立ち、ユニホーム着用はズボンまでの選手がほとんど。上着は各自の練習着を着合わせたスタイルがほとんどだが、野球選手の“正装”ともいえるユニホームを上下着用することで得られる効果は、今後の調整を見据えるうえでも有効になると同氏は話す。

「『ユニホームマジック』って言って、ユニホームを着て動くことで自主トレと同じメニューでも、自分の体に違う刺激として伝わることがよくある。これまでにない“ハリ”が体のどこかに出る」

 この現象は野球選手の本能的なモノでもあるという。「2月のキャンプなら第1クールに出るハリは、この類いが多い。1月の自主トレと同じ内容でもユニホームを着て監督やコーチから“見られながら”周りとの競争を意識して、という環境的な要素で無意識に体のどこかに力が入り、ハリが出る」

 その“ハリ具合”を知ることで「自分の体の現状と“開幕”を照らし合わせて今後、どう調整するべきかのヒントにはなる」という。コロナ禍により例年より約3か月遅れの開幕となる今季において、このタイミング以降の故障発生で、待ちに待った“球春”を棒に振ることほど、バカらしいことはない。そういった意味でも、チーム練習再開前の正装での“ガチ調整”敢行は、故障防止の観点においても役立ちそうだ。