阪神・原口 自己最高の成績で「チーム帝京」レギュラーに

2020年04月30日 16時30分

一日も早い開幕を願って黙々と練習する原口(阪神タイガース提供)

 夢には続きがある。阪神・原口文仁捕手(28)が“新目標”達成に向けて、精力的に自主練習を行っている。昨年1月に大腸がんの手術を受け、過酷なリハビリを経てシーズン中に戦列復帰。球宴では2戦連続アーチで大病からの完全復活をアピールし、オフにはセ・リーグ特別賞も受賞した。

 そんな不屈の男がチームのレギュラーと同様に目指すのが、テレビ朝日系の正月特番「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」の名物企画「リアル野球BAN」での「チーム帝京」のレギュラー枠という。母校・帝京高の先輩で野球部OBのとんねるず・石橋貴明が中心となり、毎年「石橋JAPAN」か「チーム帝京」を編成。球界のスター軍団とボードゲーム形式で野球の真剣勝負を行う恒例企画だ。原口は今年正月に念願の初出演。日本ハムの吉岡二軍打撃コーチや杉谷ら先輩OBたちと共演した。

 原口は「プロに入ってからこの番組に出るのが目標の一つでしたし、これからも毎年、ずっと呼んでもらえるようになりたい」と意欲的。プロは帝京OBなら誰でもというわけではなく、石橋の意向で「あくまで一軍で活躍中のプロ」という不文律もあるため、自らの本業ノルマも今年は厳しく設定したという。

「ここ何年かは出場試合数も減っていた。やっぱり100試合以上、捕手で80試合はマスクをかぶり、勝利に貢献して初めて周りにも一軍選手と言えるかなと思う」。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今季は何試合が行われるのか不透明ながら、捕手で87試合、出場107試合で打率2割9分9厘、46打点を記録した2016年の自己最高成績が目標のベースだ。

 オンライン取材に応じた29日にはテレビ等でオンエア中の生命保険会社アフラックのCMで嵐・櫻井翔と共演した話題にも触れ「皆さんに見てもらって、少しでも何か感じてもらえるものがあればいいなと思います」と話した。不屈の精神でチームにも、お茶の間にも欠かせない男を目指す。