巨人・坂本&亀井のインスタライブ視聴数で「野球ロス」が浮き彫りに

2020年04月30日 16時30分

素に近い表情でインスタライブに臨んだ坂本と亀井(左から)

 いまだ開幕の見通しが立たないプロ野球。各球団がファンの野球離れを危惧する中、巨人では坂本勇人内野手(31)と亀井善行外野手(37)がインスタライブに初登場した。その出演中の視聴総数は6万人近くに上り、ファンの「野球ロス」が浮き彫りとなった。こうした状況に、巨人OBからは前向きな声も。アフターコロナに“野球バブル”が到来するのではというが…。

 早く日常に戻ってほしい。そんな野球ファンの願いを表したかのようだった。坂本と亀井は29日の個人練習後に球団のインスタグラム企画に出演し、ファンからの質問に答える形で交流。2人はSNSの扱いに不慣れで「ヤバいですよ、これ。グッダグダな回ですよ」(坂本)と苦笑いする場面もあったが、関西弁全開のトークでファンを喜ばせた。

 今回の2人の“インスタデビュー”は瞬間的におよそ2万7000人が視聴。球団によれば、出演した20分間の視聴総数は東京ドームの試合開催時の収容人数を超える「約5万9000人」に上り、球団関係者も「想像を上回る人数でした」とビックリ。2人が球界トップクラスの人気者であることを差し引いても、ファンの間に広がる「野球ロス」が実証された格好だ。そこで、ある巨人OBはこんな見方を示した。

「やっぱりファンも野球に飢えているんじゃないかな。見たくても、やっていないわけだからね。生活の中に当たり前にあったはずの野球がなくなってしまって、自分は本当に野球が好きなんだと気づかされたという声をいくつも聞いた。またプロ野球を普通に開催できるようになった時、反動で“野球熱”は今まで以上になるかもしれないね」

 プロ野球の観客動員数は年々増加傾向にあり、昨季は過去最多の「2653万6962人」。1試合平均でも入場者数が実数発表となった2005年以降、初めて3万人を突破した。巨人は12球団で唯一、2年連続で300万人以上を動員している。ただ、今季はすでに公式戦の削減が決まり、開幕できたとしても当面は無観客で行われる方針だ。何よりも新型コロナの終息がまだ見えておらず、すぐにはこれまでのように球場に行っての応援はできない。

 そんな状況下にあって、どの球団もファンの野球離れを食い止めることが不可欠。この日の巨人の企画は、ファンをつなぎ留める一環でもある。こうした企業努力と新型コロナの終息が前提となるが、動員数をまともに比較できる来季はどんな数字を示すのか。2021年こそ通常開幕を迎え、ファンが球場で思いっきり応援するためにも、今はグッと我慢するしかない。