元ソフトバンクのズレータ氏「家にいることで人の命を救いましょう」

2020年04月25日 15時14分

ズレータ氏が日本のファンにメッセージを送った

 2003~06年までダイエー、ソフトバンクに在籍したフリオ・ズレータ氏(45)が、日本のファンに激励メッセージを送った。

 ホークスの歴代助っ人を挙げていく上で、真っ先に出てくる一人が「パナマの怪人」ことズレータだろう。2003~06年に在籍し、実に122本のアーチを描いた。特に2005年は打率3割1分9厘、43本塁打、99打点。打撃3部門すべてで2位につける“準3冠王”と打ちまくった。

 名パフォーマーでもあった。今でこそ松田宣の「熱男~」を筆頭にチームでおなじみとなっているのが、ベンチ前での本塁打パフォーマンス。その元祖がズレータだった。当時は王球団会長が監督だった時代。そんな中でカメラを前に「チョップ、チョップ」と前振りをすると「パナマウンガ!」と大絶叫。途中からは博多華丸から伝授された博多弁の「よかろうもん」が付け加えられた。

 そんな大砲は今どこで何をしているのか。引退後は米・フロリダに住み、最初はバッティングセンターを経営。その後に施設を売却し、不動産業を営んでいる。そして現在、本業のかたわらに行っているのが18年11月に発足した「JRFPA」(一般社団法人日本プロ野球外国人OB選手会)の活動だ。

 同会は日本で活躍した外国人プロ野球選手と、そのファンの絆をつなぐことを目的としたもので、実は昨年も来日しており「ファンミーティング」を行っている。

 今年も4月24日に元日本ハムのミラバル氏やパ・リーグ4球団で活躍したホセ・オーティズ氏ら計10人で、ファンとのオンラインでのミーティングを開催した。各選手に共通するのは日本球界への恩返しの思いだ。25日以降は各選手が個別でオンラインでのファンミーティングを行っている。

 ズレータ氏はJRFPAを通じて日本の野球ファンにこうメッセージを送った。「野球をまたいつか楽しみましょう。時間がかかっていて確かに不満はたまるけど、野球は今まだ待つことができます。でも感染した方や亡くなる方に時間の猶予はないのです。今はそういう人たちを思い回復を願いましょう。家にいることで人の命を救いましょう。日本のみなさん愛してます。また近くお会いしましょう」

 鷹ファンに愛された大砲は米国から新型コロナウイルスの早期終息を祈っている。