阪神・藤浪コロナ回復会見 「深く反省」に“炎上クイーン”上西小百合氏「もう謝らなくていいよ」

2020年04月24日 16時30分

藤浪にエールを送った上西氏

 意外なところから“援護射撃”だ。新型コロナウイルスの感染から回復した阪神・伊藤隼太外野手(30)と藤浪晋太郎投手(26)、長坂拳弥捕手(25)が23日に兵庫・西宮市の球団施設で記者会見し、球界やファンに対し「大変なご迷惑をおかけし、非常に深く反省しています」(藤浪)と陳謝した。ただ、感染経路に関する冷ややかな目もあり、今後もネット上などで叩かれる可能性は高い。そんな中、熱烈な虎党でもある“炎上クイーン”が全面擁護を買って出た。

 新型コロナウイルスに感染し、入院生活まで余儀なくされた阪神の3選手が“ヒール”になってしまったのは感染経路のせいだった。伊藤隼が知人から誘われたという3月14日の知人宅での食事会では球団外の女性3人の感染も判明。緊急事態宣言に至る前だったとはいえ、球団から不要不急の外出を自粛するよう指導されていた中で、会食には最低でも13人以上が集まっていた。

 藤浪は「非常に軽率だった」と言い、同居する家族の女性1人にも陽性反応が出た伊藤隼は「自覚が足りなかった」と反省の弁を述べた。感染者を出した阪神は3月26日に練習取りやめを決め、選手らは自宅待機。約3週間にわたる活動休止を余儀なくされた。藤浪は「みなさんの練習時間を奪ってしまったのは、すごく申し訳なく思っています」。会見前には、甲子園球場で自主練習に取り組んでいる選手らに謝罪したという。

 3選手に対しては、球界内外から冷ややかな視線が送られている。コロナウイルスへの感染が発覚した当初は自ら名乗り出た藤浪への擁護、激励の声が世論の大半を占めていたが、問題の食事会に関する情報が漏れ伝わるにつれて風当たりは日を追うごとに悪化した。ネット上には根も葉もないスキャンダラスな臆測が蔓延。伊藤隼も会見で「世間にはいろいろな情報が錯綜して出ていて、それを真に受ける人もいた。そういう意見に関しては目を背けるのではなく、真摯に受け止めるべきなのかなと思う」と複雑な胸中を明かした。

 ただ、すべては済んでしまったこと。今さら何を言っても過去には戻れない。そんな中で「これ以上(藤浪らが)謝る必要はどこにもない!」と声高に訴えたのは、歯に衣着せぬ発言で何かと世間から罵詈雑言を浴びてきた前衆院議員の上西小百合氏だ。

 熱狂的な虎党でもある“炎上クイーン”は藤浪らへの過剰なバッシングについて「有名税のようなものですよね。知名度や期待値も高い選手だけに、このような形になってしまった」と見解を述べた上で「確かにプロ野球選手という立場上、食事会に参加したことは、やや軽率だったかもしれないが、それだけの話。緊急事態宣言が出された今ならともかく、3月14日の段階で外出、会食されていた方は他にも大勢いらっしゃいましたよね。彼らはもう十分に社会的制裁を受けましたし、『コロナ感染者=罪人』のような風潮は正すべきだと思う。藤浪選手たちもこれ以上、謝る必要はないですし、あとは堂々とグラウンド上で結果さえ出してくれればいい」と力を込めた。

 上西氏の援護射撃はまだ続く。「私には『私の意見に異論があるならどうぞ一緒に議論しましょう』という信念がある。藤浪選手たちも自分たちの道、野球で結果を出すことにフォーカスしてくれればそれでいい。選手たちを叩いているそこのあなた、藤浪くんより努力して、節制して生きていますか?」

 身から出たさびと言ってしまえばそれまでだが、藤浪も約1か月にわたって野球から遠ざかることになってしまった。「ここまで(長期間)ボールを投げていないというのは小学校で野球を始めて以来、なかなかないんじゃないかと思う」と語ったようにブランクは明白。24日から自主練習に参加するが、いろんな意味で“取り戻す”のは容易ではないだろう。