台北在住のスポーツジャーナリスト 藤浪コロナ感染に呆れる「自業自得」

2020年04月22日 11時00分

新型コロナウイルスに感染した藤浪

 台北在住のスポーツジャーナリスト・雷明正記者は、日本プロ野球界の現状に正直、歯がゆさを覚えている。非常にショッキングで開いた口がふさがらないのは阪神の藤浪晋太郎投手、伊藤隼太外野手、長坂拳弥捕手の3人が新型コロナウイルスに感染したことだ。3選手については台湾でも大きく報じられたが、その顛末を知った人は誰もが一様に「自業自得」と断じている。

 確かに感染してしまったことは気の毒だ。しかし感染の原因が、大人数の男女が参加していたホームパーティーだったと聞いて多くの台湾人は心底驚き、あきれている。このようなバカげた出来事は、台湾プロ野球界ではあり得ない。

 非常に高い水準を誇る日本プロ野球に対しては台湾人の多くが羨望のまなざしを向けている。そうであるからこそ、こんな“不祥事”を起こす選手ばかりでNPBが占められているとは思いたくない。でも、皆が自粛を強いられて感染に神経をとがらせているにもかかわらず「自分さえよければいい」とリスクを冒してしまうなんて言語道断だ。

 やはり各球団のマネジメントがきちんと行き届いておらず、選手たちの自己管理も足りな過ぎるのではないか。それが率直な感想である。

「このままでは下手をすると、今季開幕すら厳しい」。最後に、台湾の多くの人が、日本プロ野球界をそう見ていることを補足しておく。

☆らい・めいせい=1987年6月25日生まれ。台湾・台北市出身。2015年に台湾メディア大手「三立新聞グループ」に入社し、編集兼スポーツ番記者として活躍。18年に中国系メディアで経済番記者を務めた後、19年に今日新聞(NOWNEWS)へ。同紙でスポーツ番野球担当として健筆を振るい、現在はフリーに転身して活躍の場を広げている。「最も日本プロ野球に詳しい台湾人記者」として知られ、幅広い人脈を生かした鋭い分析とともに辛口トークも持ち味。「台湾の六角精児」との異名も持つ。