ソフトB砂川リチャード 野球選手にならなかったら昆虫博士に?

2020年04月10日 16時30分

支配下登録を勝ち取ったリチャード

【取材のウラ側 現場ノート】身長189センチ、体重112キロの恵まれた体格から、主砲の柳田級とも称される飛距離のある打球を飛ばす。球団としても待望の大砲候補だ。王球団会長、バレンティン、西武・山川といった“本塁打キング”が揃って大絶賛することからも、その潜在能力の高さが分かるだろう。

 そんなリチャードのもう一つの魅力が、天真らんまんな愛されキャラクターであるところだ。取材にも飾らない素の姿で対応してくれて、周囲が笑顔になるような選手だ。背番号52は同じく愛されキャラだったムネリンこと川崎宗則氏の番号でもある。主砲の柳田が本人に「似合うわ。(川崎氏は)お前みたいな人や」と話したことも納得だ。

 先日、取材ノートを見返していて、入団時からリチャードらしさ全開だったことを思い出した。入団会見後のことだ。育成選手だったため大勢に囲まれる選手ではなかったが、その立派な体格もあり妙に気になる選手だった。話を聞いてみると10分ほどの取材だったと思うが、すごく楽しい時間だった。

 例えば野球選手になってなかったら昆虫博士になりたかった話。どのような質問でその答えになったかは覚えていないのだが、クワガタやカナブンが好きとのことで、子供のころではなくオンタイムの話として「本当に昆虫博士になろうと思ってたんですよ」と力説してくれた。

 タイトルホルダーになってもまったく偉ぶることない山川を心の底から尊敬しているというリチャード。支配下登録時には「人だけは変わらないようにしたいんです」と誓っていた。ぜひともビッグになって、変わらぬ姿で球界を明るく照らしてほしい。