ロッテ・朗希 あるぞ!開幕一軍

2020年03月28日 16時30分

打撃投手として登板した佐々木朗

 いよいよ放ってはおけないか。ロッテの佐々木朗希投手(18=大船渡)の加速度的な進化に、他球団が焦りを見せ始めている。プロ野球の開幕延期もあり、佐々木朗の開幕一軍デビューが現実味を帯びてきたからだ。

 佐々木朗は27日に自身2度目となるフリー打撃に登板。プロ入り後、打者相手に初めて変化球を解禁した。計40球を投げ、最速156キロの直球にスライダー、フォークとも切れ味は抜群だった。

 この投球には見守った井口監督も「かなりキレのあるボールばかり。(直球も変化球も)全部厄介じゃないですか。捕手も対応しきれていないので」と笑顔で「今日のBP(実戦形式のフリー打撃)は打者が球種をわかって打っていたので。来月3日にはシート打撃(での登板)を予定している。そこで打者がどういう反応をするか見てみたい」と怪物のさらなる成長に期待を寄せた。

 この状況に危機感を募らせているのが他球団の007だ。当初、佐々木朗の一軍デビューはロッテの慎重な育成方針もあり「早くてもシーズン中盤か後半」と推測。シーズン序盤の戦いにおいて佐々木朗をロッテの戦力として見ていなかったという。

 ところが「ここにきて状況が変わりつつある」とパのスコアラーは厳しい表情でこう話す。

「正直、佐々木朗は早くても夏場ぐらいに一軍昇格かな、と思っていたので、今シーズン序盤のロッテの戦力としてマークしていなかった。でも、このところのBPの映像やシーズン開幕延期の動きを見ると、彼は序盤から戦力になりそう。スコアラーの間でも『開幕からローテに入ってくるんじゃないか』という声が出始めていますから。我々も予定を早めて今後、本格的に対策を考える。佐々木朗への警戒感? 当然でしょうね」

 当の佐々木朗本人は27日の内容について「いい球も悪い球もあった。(投球中に)修正できることもあった。(プロ野球は)失投が許されない世界だと思う。今後はそういうところを100%に近い形でできるようにしたい」と抱負を語っていたが…。

 投げるたびに周囲を驚がくさせながら存在感を高める18歳に、ライバル球団は悲鳴を上げている。