朗希 最速157キロに自ら手応えをアピール

2020年03月25日 16時30分

フリー打撃に初登板した佐々木朗

 ロッテ・佐々木朗希投手(18=大船渡)の「過保護育成」が今のところ順調だ。

 24日にはZOZOマリンスタジアムでプロ入り初となる打撃投手を務め、最速157キロを計測。打者相手の“デビュー戦”で周囲の度肝を抜いた。

 初球から157キロ、その後も次々と150キロ台後半をマークした。打者2人に対し25球を投げ、安打性の当たりを5本に抑えた佐々木朗は「初めてバッター相手に投げましたが、ストライクゾーンに投げられました」と笑顔で振り返ると「今日は悪くはなかった。でも(次回以降は)もう少し良くなると思う」とさらなる成長に自信をのぞかせた。

 普段は自己評価に手厳しい佐々木朗が珍しく手応えをアピール。しかも直球だけでプロの打者をねじ伏せたのだから、自信が深まるのも当然か。この順調過ぎる成長ぶりは、球団主導で練り上げられた「熟成プラン」のたまものだろう。

 通常の新人選手であれば自主トレ、春季キャンプで練習を積み、オープン戦で結果を出しながら一軍生き残りをかける。しかし、佐々木朗は入団当初から他選手との競争や切磋琢磨は度外視。あくまで1年目序盤は体力強化に重点を置く特別プランで、キャッチボールやブルペンでの投球数も徹底管理された。24日の投球内容は、過保護とも取れる球団の育成法が一定の成果を上げていることの証明にもなった。

 井口監督も「(佐々木朗は)順調に来ているが(調整を)焦らすことはない。最初からしっかりとした(育成)プログラムができているので」と今後もこれまで同様の調整法の継続を断言した。このまま球団主導の育成段階を踏んでいけば今季中に自身最速163キロの更新も夢ではない。

 次回の打撃投手は27日の予定で、変化球を交えた本格的な投球を試みる。怪物伝説はこれからが本番か。