ロッテ「鳥谷早期一軍見送り」そのココロは?

2020年03月23日 16時30分

鳥谷の一軍合流はいつ?

 臨戦態勢は整いつつあるのだが…。ロッテに電撃加入した鳥谷敬内野手(38)の調子が急上昇している。

 チーム加入から1週間後の17日に二軍戦(対巨人)で実戦デビュー。以後は実戦感覚を取り戻す作業に追われていた。だが、天性の才能もあるのだろう。急ピッチ調整は順調のようで、22日の二軍戦(対楽天)では早くも今季初となる複数安打(2安打)と初打点をマーク。守備でも不慣れな二塁を含めた3ポジション(遊撃、三塁)を無難にこなしている。

 となれば、すぐにでも一軍に合流し、微調整を行いながら開幕に備えることになりそうだが、チームはここにきて鳥谷の早期一軍昇格に慎重な姿勢だ。チーム関係者によれば24日からも鳥谷は引き続き二軍帯同を続けるという。

 チーム合流当初「調子次第では(一軍が本拠地に戻る)24日から」ともささやかれていた鳥谷の一軍昇格プランがなぜ変更されつつあるのか。チーム関係者の一人は「井口監督なりの周囲への配慮もある」としてこう続けた。

「井口監督と鳥谷は誰もが知る現役時代からの親しい間柄。だからこそ、少し成績が上がったぐらいで一軍昇格させれば、それこそナインに『えこひいき』と捉えられかねない。常々、監督は『ポジションは競争で奪うもの』と若手選手らに説いていますから。鳥谷だけ特別扱いしたら整合性が取れなくなる。それに今、上(一軍)ではルーキーの福田光が開幕一軍に向け猛アピールを続けている。福田光の立ち位置は鳥谷と同じ内野のユーティリティー。早期に鳥谷を一軍に上げたら、福田光の戦意に影響が及ぶ可能性もありますから。監督はその辺を敏感に察しているからこそ鳥谷の昇格に慎重なのでしょう」

 親しい間柄であるからこそ、あえて厳しく接しているのであれば…。“絶好調”でも鳥谷の一軍デビューは少々遅れるかもしれない。