開幕延期朗報かと思いきや 高津ヤクルトを悩ます神宮問題

2020年03月20日 16時30分

神宮球場

 最下位からの逆襲を期す新生高津ヤクルトは課題山積だ。オープン戦は7連敗フィニッシュで、全13試合を4勝8敗1分けの9位だった。新型コロナウイルスの感染拡大による開幕延期は、キャンプ序盤に下半身のコンディション不良で大きく出遅れた昨年の新人王・村上ら故障者にとって朗報で、高津監督も「ケガ人も多くて(チーム状態が)いいわけではない。時間を取れたというのはプラスだと思います」と話す。

 開幕が延期されたことで戦力を整える時間的余裕は生まれたが、あまり遅れすぎるとデメリットも生じてくる。ヤクルトは本拠地の神宮球場を大学野球と併用しており、平常時から試合開始時間などで制限はあった。加えて開幕が大きくずれ込むようなら日本シリーズの本拠地開催が難しくなるばかりか、クライマックスシリーズ(CS)すら危うくなる。

 関係者の話を総合すると、現時点ではCSに進出した場合でも「ナイターならば試合可能」だそうだが、屋外球場ゆえに雨天中止などの要素も盛り込んで考えないといけない。また五輪期間中は機材置き場となるため、今年は神宮球場での試合が大幅に減る可能性がある。

 昨年は本拠地67試合で27勝38敗2分けで勝率4割1分5厘と大きく負け越したが、ファンの声援なくして巻き返しは難しい。そんなジレンマにも悩まされている。