広島ドラ1・森下 コロナ禍でデビューから4戦連続ビジター登板も

2020年03月16日 16時30分

初めての大量失点に不満げな森下

 これもコロナ余波なのか…。広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22=明大)が試練に見舞われそうだ。15日のソフトバンク戦(マツダ)では4回5失点と初めて大量失点を喫したが、佐々岡監督は「打たれて勉強! 次に生かしてもらえればいい」と変わらぬ信頼を強調。開幕延期によって他の先発投手の登板は流動的だが、調整のしやすさ優先でルーキー右腕に関しては日曜日固定とする方針になっている。

 しかし、ここで問題なのが日程だ。NPBが目指す4月10日の開幕が実現すれば、森下の登板は12日中日戦(ナゴヤドーム)、19日巨人戦(東京ドーム)、26日ヤクルト戦(神宮)、5月3日巨人戦(東京ドーム)とデビューから4週連続でビジター試合になる。本来なら本拠地開幕の3戦目でデビューするはずが一転、いばらの4戦連続敵地登板となってしまうのだ。

 これにはチーム関係者も「最初はマツダで大声援を味方に投げてほしかった。そこで幸先良く初勝利を挙げられれば自信がついて勢いに乗れたはず。ビジターでの登板ばかりで勝てない日が続いたら…」と頭を抱える。最近ではビジター試合でも大勢の鯉党が集結してスタンドを真っ赤に染めることもあるが、やはり本拠地の声援は特別。強力なファンの後押しを得られないまま序盤を戦わなければいけない。

 しかも、マツダスタジアムでのお披露目は早くても5月10日ヤクルト戦になってしまうとあって「おそらく初勝利や初安打など“初物”はだいたい済んでいるはず。そうなれば本拠地初登板でも新鮮味は薄いかも」(球団関係者)と別の問題も…。「(マウンドで)うまくいかないときに自分の投球をどうやってしていくかを考えないといけない」と今後の課題克服に意欲的な森下は“ビジター地獄”も乗り越えていけるか。