西武・松坂 センバツ中止に「いろいろと失うものがあると思うので、切り替えて頑張ってくれとは言えない」

2020年03月12日 13時08分

センバツ中止について語る松坂

「甲子園の申し子」西武・松坂大輔投手(39)が12日、19日に開幕予定だった第92回センバツ高校野球大会が中止になったことを受けてコメントを発した。

 次回登板予定の15日、ヤクルトとのオープン戦(メットライフ)に向け室内練習場で調整を行った松坂は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、1942~46年の戦時中断を除き、史上初めての中止が決まったセンバツについて、こう口を開いた。

「出場が決まっていた選手たちの気持ちを考えると僕自身もショックだった。仕方がないとはいえショックでしたね。正直、中止になったのは野球だけではない。でも(甲子園出場が)一生に一度あるかないかの人たちもいますし、なかったことにするのではなくて、決まっていた高校には優遇策というか…。主催者側もギリギリまで努力された苦渋の決断だったと思います。言うのは簡単なんですけど、夏に出場高を増やすような形でセンバツに決まっていたチームが出られることが理想だとは思います…」

 言葉を選びながら無念の発表を受け入れるしかなかった球児たちの気持ちを思いやった。

 また、「(選ばれた誇りを持って?)そうは言っても難しいんじゃないですか。実際に(甲子園で)プレーするのとしないのとでは大きく違うと思いますし、すぐに気持ちを切り替えるのは難しいと思う。夏に向けて気持ちを切り替えてと周りは言うでしょうけど、実際に選手達は難しいんじゃないですかね」とも言及した。

 あくまで出場の決定していた32校の球児たちに寄り添うスタンスで「今年に限っては(夏の選手権大会を)違う形で行ってほしい。ある意味、甲子園での成績というのは(プロ入りや進学、就職等)その後の人生にも関わってくると思うので、今回センバツがなくなっていろいろと失うものがあると思うので、切り替えて頑張ってくれとは言えないです」と持論を展開した。