中日 開幕後のナゴヤドーム予防対策に苦慮

2020年03月11日 16時30分

オリックスとのオープン戦に臨む与田監督

 中日がナゴヤドームでのコロナウイルス感染予防対策に苦慮している。4月中にシーズン開幕を迎えるためには早期に予防態勢を整える必要があるだけに「サーモグラフィーやアルコール消毒液をこの1か月ほどの間に用意できるのか。緊急の検討課題となっている」(球団幹部)というのだ。

 日本野球機構(NPB)は9日に行われた12球団臨時代表者会議でプロ野球の開幕の延期を決定した。感染拡大傾向が続いていることと、球場での感染予防の準備が20日までに整うことが難しいことから専門家チームに延期を提言されたのが理由だった。

 会議の中で、開幕を迎えるためには入場者への検温や消毒といった球場での予防対策の必要性が話題に上ったという。だが数万人の来場者への検温をスムーズに行うためには空港で導入されているようなサーモグラフィーが必要となる。巨人の本拠地・東京ドームはすでにサーモグラフィー導入に動きだしたといわれているが、1台100万円はするといわれる高価な装置を球場の入場ゲート分、しかも4月半ばまでに準備するのはかなりハードルが高い。また入り口やトイレなどに設置するアルコール消毒液も全国的に品薄状態となっているだけに必要な量をすぐに確保できるのかも疑問だ。

 これらの予防策を実行するにはナゴヤドームが金銭的にかなりの負担をする必要が出てくる。「プロ野球を開幕させるためにはできる手は全て打っていかないといけない。(サーモグラフィーの導入やアルコール消毒液の確保について)これから球場(ナゴヤドーム)と一体となって調査、検討していく。入場ゲートを絞ることなども考えないといけない」(球団幹部)と中日はナゴヤドーム側に理解と協力を求めていくつもりだが、果たしてどうなるか。