阪神の「M143点灯式」で有名な尼崎商店街をコロナ不況が直撃

2020年03月10日 16時30分

街の期待も背負う矢野監督

 プロ野球開幕延期の余波は阪神甲子園球場からほど近い、尼崎市内の尼崎商店街にも及んだ。

 熱狂的な虎党が集う同商店街は、毎年阪神の優勝を祈願し「日本一早い優勝マジック『143』」を開幕前に“点灯”させることで有名。例年この時期は甲子園で行われるオープン戦や選抜高校野球を観戦した観客たちが試合後になだれ込み、活況を呈していたが「コロナウイルスの流行による“外出自粛ムード”に加え、高校野球も甲子園での阪神のオープン戦も無観客開催。客入りはひどいものです。平日なんかは特にガラガラです」と同商店街の寺井利一理事長もため息をつく。

 18日に予定していたマジック点灯式も“延期”となった。「例年通り開幕の2日前に開催したいと思ってますので、まずはプロ野球の日程が新たに決まってからですね」(寺井氏)。阪神OBをトークショーのゲストに呼び、最後は盛大に参加者たちで六甲おろしを歌いジェット風船を飛ばすのが恒例だったが「ジェット風船は“自粛”します。もともとボンベを使って膨らませていたので衛生的には問題ないのですが、時節柄ふさわしくないですからね」という。

 今秋こそマジックを「0」にまで減らし、コロナ不況に苦しむ同商店街を大いににぎわせてほしいところだが…。