広島ドラ1・森下 会沢の“度胸試し”に合格

2020年03月09日 16時30分

期待に応えた森下は会沢(左)とグータッチ

 やはりモノが違う。広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22=明大)が初の本拠地登板となった8日の西武戦で5回3安打無失点と好投。直球は最速151キロに達し、課題だった変化球の制球も克服するなど上々の内容ながら「シーズンで結果を残せるように準備をしていく。観客が入ったときに圧倒されないように自分の投球がしたい」と浮かれた様子もない。

 佐々岡監督も「戦力として期待通りの調整をしてくれている」とご満悦だったが、この日唯一の四球が森下の評価をさらに上げることになった。4回二死一塁で打席に外崎を迎えた場面だ。失点の危機を迎えるなか、正捕手の会沢翼(31)が初球から3球連続でカーブを要求。この異例の配球こそ新人右腕への“度胸試し”だったという。

「シーズン通してローテを守るためには、偏った配球にならないように調子の悪い球や相手が得意とする球種でも投げないといけない場面がある。そのためには投手の大胆さが必要」(チーム関係者)。結果はカーブが3球とも際どいコースのボール判定となった上での四球。ただ、会沢はこの場面の森下の投球を「かわす投球をするためのものではなく、向かってきてくれるカーブだった。大したものですよ」と絶賛した。

 開幕3戦目となる22日の中日戦(マツダ)でのデビューが濃厚。端正なマスクとは裏腹な、森下の度胸たっぷりの投球にも注目だ。