貧打の中日 パウエル打撃コーチは「忍」の一文字

2020年03月09日 16時30分

 中日の貧打が深刻だ。8日現在でチーム打率は12球団ワーストの2割1分8厘。チーム順位も最下位に沈んでいる。

 与田監督は「素直にきちんと受け入れますが、だからといって終わりじゃない。これからシーズンが始まっていく上で、いろんなことを素直に受け入れていく、それだけのこと」と必死で前を向くが、依然として打線は好機をつくってもあと1本が出ない。計8試合での18得点は5試合で21得点のロッテを下回り12球団ワースト。それでもアロンゾ・パウエル巡回打撃コーチ(55)は今が我慢のときだと強調する。

「ウチにはいい打者が揃っている。もっとリラックスして好機にどれだけ精神的に強くなれるかが一番大事。そこでバットをいかに振れるか。プレッシャーを感じているのは投手の方で打者ではない。投手よりも打者が精神的に優位に立つようポジティブにやらないといけない。打席に立ったらとにかくネガティブにならず、自分自身をしっかり信じることだ」と精神論を訴える。

 ここまで2番に高橋を固定している新打線についても、メジャー屈指の強打者マイク・トラウト外野手(エンゼルス)を例に挙げ「トラウトのようにメジャーでは長打を打てる打者を2番に置くことは当たり前になっている。高橋はふさわしい選手だと思うよ」と指摘する。

 1番・大島、4番・ビシエド、5番・阿部も思うように機能していないが、パウエル巡回打撃コーチは「もうちょっと我慢すれば、そこに置いている役目を彼らも分かってきて、しっかりプレーしてくれると思う」と、これにも「忍」の一文字。8日の楽天戦(静岡)が雨天中止となり、オープン戦は残り5試合。いつまでも、のんびりしてはいられない。