阪神ドラ2・井上は未来の侍戦士!?

2020年03月09日 16時30分

同点の適時二塁打でアピールした井上

 虎の逸材が早くも聖地でベールを脱いだ。阪神のドラフト2位ルーキー・井上広大外野手(18=履正社)が8日の巨人戦(甲子園)で6回の守備から途中出場し、唯一の打席となった3―4の8回一死一塁から左越えに同点の二塁打をマーク。昨夏の甲子園で全国制覇に貢献した右の長距離砲は「どんどん振ることが自分の持ち味。うまく反応できた」と顔をほころばせた。

 高校通算49本塁打の片鱗はキャンプ中から随所で見せていた。2月15日の四国銀行戦では初打席初本塁打。大学時代からドラフト候補だった最速147キロ左腕・平山史崇からの一発で実戦デビューを飾った。同23日は西武二軍との練習試合で一軍経験もある3年目右腕・伊藤にバットを折られながら左越えに本塁打した。

 高卒新人ながら、ずばぬけた潜在能力の高さには侍ジャパン・鹿取義隆テクニカルディレクター(62)も注視していた。2月終盤に高知・安芸で視察した際には「高校時代から思っていたけど、井上と中日の石川(昂弥内野手=18、東邦)はバッティングがうまい。体が大きいとか、パワーがあるというのではない。打撃に関して生まれ持ってのうまさがある」とべた褒め。さらに「今後、プロとしていい栄養を摂取して、高いレベルで鍛えて、振り込んで体をつくっていけば楽しみ。将来はすごい選手になる可能性を秘めている」と絶賛し、近い将来の侍戦士候補と言わんばかりの評価だった。

 今回はわずか2試合の一軍帯同だったが“プロ初安打”も記録した。今後は二軍に戻ってじっくり育成される方針だが、虎党にとって本格デビューが待ち遠しい存在であることは間違いない。