西武・松坂大輔投手(39)が8日、広島とのオープン戦(マツダ)に先発し、3回4安打2失点3四球。2回に鈴木誠一発を浴びた後、会沢に適時打を許した。3回には3四球を与えるなど制球が乱れたが、なんとか無失点でしのいだ。

 登板後、松坂は「配球面だったり、試したいボールのことだったりもあるんですけど、いい面と悪い面の両方が出た試合だった。ストレートは悪くなかったが、変化球は全体的に浮いていましたし、抑えにいくところでも球が浮いていた。全体的にメリハリをつけなければと思いました」と打者15人に対する69球を振り返った。

 課題については「(鈴木誠の本塁打は)カットボールです。低めに投げたかったんですが、浮いてしまった。やはり、あれぐらいの打者になると見逃してくれない。全体的に全部同じようなボールになってしまっている。追い込んだ後にしっかり投げたい高さ、投げたいコースに投げられるようにしないといけない」と自己分析した。

 その上で「次の試合も投げさせてもらえるなら、しっかりイニング数を増やして、もう少し球数を抑えられるようにしたいなと思います」と今後について言及。目指す開幕ローテーション入りには「もう少し時間があるので不安もありますけど、どうしようもない状態ではないと思います」と前向きに話した。