不足対策で浮上した広島の「カープ勝ちマスク」

2020年03月04日 16時30分

 広島カープがコロナ対策に必死だ。広島県内では新型コロナウイルスへの感染者は3日現在ゼロだが、球団側は選手やスタッフに遠征時の移動の際のマスク着用を義務化。そのため一定期間を賄う分のストックは確保している。しかし、オープン戦では他球団よりも多い4度の遠征があることに加え広島県内でも他の地域と同じようにマスクの品薄が続いており入手は困難。そのため「マスクが足りなくならないのか…」と懸念されているのだ。

 奥の手として球団内からは「本当にマスク不足が深刻になった場合はカープ坊やのマスクを使えばいいのではないか」という声が上がっている。広島はファン向けの応援グッズとして「カープ勝ちマスク」(50枚入り、2160円)を発売。マスクの表面にカープ坊やがプリントされているかわいらしいデザインとなっている。ただ、マスク自体は医療機器メーカーのJMSが取り扱う「サージカルマスク」で感染予防にも有効なものであるため、不測の事態にはこの商品を球団で購入して選手やスタッフに使用してもらうという考えだ。

 ナインも「気恥ずかしいところはあるけど、非常事態なので文句は言っていられない」と着用に前向き。ただ、球団が購入することで純粋に「カープ勝ちマスク」を手に入れることを望むファンの購入を妨げてしまう可能性があるため、マスクの生産量自体の増加や職員がファンと同じ方法で購入するなど無用な買い占めにならないように慎重に議論を重ねているという。

 トレーナーがお手製の携帯消毒を作って選手やスタッフに配布するなど必死にコロナ対策を講じている広島。マスク不足への懸念も杞憂に終わればいいが、果たして…。