若虎よ覇気を見せて生き残れ! 阪神が開幕一軍へオプション”熱男査定”

2020年03月04日 16時30分

サンズ(右)に声をかける矢野監督

 虎版“熱男査定”に注目だ。阪神は10日以降のオープン戦は公式戦を想定したベストメンバーの布陣で戦う方針で、4日の広島戦を皮切りに本拠地・甲子園で開催予定の今週のオープン戦4試合が生き残りをかけた舞台となる。

 現在、藤浪晋太郎投手(25)、植田海内野手(23)、島田海吏(24)、板山祐太郎(25)両外野手など当落線上にいる若虎たちが一軍先発枠や開幕一軍メンバー入りを目指し奮闘中。その選考材料に加味されそうなのが、選手たちの「覇気」だという。

 福岡での先週末のソフトバンクとのオープン戦2連戦が、その契機となった。居残り組で試合をモニターでチェックしていた球団スタッフは「ソフトバンクはさすが。あの静かな雰囲気のなかで松田(宣)を筆頭によく声が出ていた。育成(投手)の尾形なんかでも、雄たけび上げながら投げていて。お客さんがいてもいなくても、普段からあの感じ、緊張感が彼らのもとなんだろうね」と敵ながら感心してしまったという。

 今年のオープン戦は新型コロナウイルスの影響で残り全試合が無観客。だが、その様子はテレビ中継やネット配信で視聴可能で、鳴り物や歓声のない空間は、中継用の音声マイクも球場内の音を拾いやすく、選手たちの喜怒哀楽も伝わりやすい状況となっている。それゆえに可能になった今年限定の判断基準だ。

 矢野燿大監督(51)も試合中のガッツポーズで喜怒哀楽を示すことで知られている通り、覇気のあるプレースタイルを好む。「逆に俺らが問われている部分もある。ファンの人がいないなかで、どれだけ普段通り、または普段以上にできるのか? 試されている部分もあると思う」と話す。開幕一軍へ生き残りをかける若虎にとっては、自らの“熱男ぶり”を内外にどれだけ見せつけられるかも、命運を分ける要素になりそうだ。