日本野球機構(NPB)とJリーグが共同で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第1回会議が3日、都内で行われた。

 会議にはNPBの斉藤惇コミッショナー(80)、Jリーグの村井満チェアマン(60)をはじめNPB12球団の代表者やJリーグ理事会メンバー、3人の感染症専門家で構成する専門家チームが出席。感染予防の留意点や、スポーツ興行が抱えるリスクなどについて専門家の意見を踏まえて議論した。

 専門家チームの三鴨広繁氏(愛知医科大大学院教授)は「まず中止の考えではなく、試合をするのであれば、どうすればいいかという前向きな姿勢で考えていきたい」と語った。

 9日に第2回会議を開き、Jリーグの再開(18日)やプロ野球の開幕(20日)について議論する。斉藤コミッショナーは「次回は開催に絡む話し合いになる。これに関して(専門家チームから)指導をたまわりたい」と見通しを語った。