小笠原微妙な時期に復帰のワケ

2012年06月18日 18時00分

 15日、左太もも肉離れで戦列を離れていた巨人・小笠原道大内野手(38)が久々に一軍に合流した。待ちに待ったベテランの復帰と思いきや、原辰徳監督(53)は手厳しいコメントを連発。しかも微妙なタイミングでの復帰に、チーム内では早くも論議を呼んでいるという。

 巨人は15日、空路仙台に移動した。新千歳空港で報道陣に対応した原監督は、久々に一軍に合流する小笠原について、こう話した。「いいチームバランスできているし、ガッツ(小笠原)が来たからというのはない。そこに割って入れるかどうかを目を光らせて見る。やみくもに(チームバランスを)崩すのは危険だ」
 楽天戦の初戦予告先発が左腕・塩見ということもあり、即スタメン復帰に関しても否定的な姿勢を見せた。

 一軍登録を抹消された5月3日までの打率1割9分4厘、本塁打0という数字を考えれば、ベンチスタートは妥当とも言える。だが、それ以上に気になるのは何とも微妙な復帰のタイミングだ。

 交流戦は残り2試合。その後はリーグ戦再開まで4日間ある。その間に一軍に合流し、22日からのヤクルト戦(長野)で戦列に復帰しても遅くはないはずだ。ナインからは「わざわざ仙台に来させなくても…。別にリーグ戦からでもいいんじゃないか」と声が上がった。

 この日の夜には仙台市内で首脳陣も参加する決起集会があり「それに出席させることでスムーズにチームになじませる意図もあるのでは」(関係者)。

 チーム内からはこんな声も。「リーグ戦再開をいいチーム状態で突入させるために、この2試合で戦力になれるかを見極めるんじゃないか。ここで一定の活躍ができなかったら、後半戦はおろか事実上の〝構想外〟として扱われてしまうんじゃないですかね」(関係者)。小笠原にとって〝ラストチャンス〟になるのではないかというのだ。

 この日、Kスタ宮城で軽めの調整を行った小笠原は「自分のことをしっかりやるだけ」と言葉少なく、厳しい表情で球場を後にした。それもそのはずで「二軍では周囲に『俺がいなくなってからチームも勝っているからね』と冗談を言いつつも、かなり気にしていたようです。ファームでは隠善の調子がいいと聞いているし、いつ代えられてもおかしくない状況にいるからね。危機感は大いにあるでしょう」とは別の関係者。

 果たして楽天2連戦は、小笠原にとっての〝最終試験〟となってしまうのか。

 

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