ソフトバンク・松田宣 阪神とのオープン戦無観客でも平常運転の熱男

2020年03月02日 16時30分

無観客でも大ハッスルの松田宣

 無観客でも熱男ぶりは変わらない。ソフトバンクの松田宣浩内野手(36)が平常運転で存在感を発揮している。

 2月29日からペイペイドームで阪神とのオープン戦2試合が行われた。静まり返った球場内に人一倍に声を響かせたのが松田宣だった。三塁の定位置からは、ほぼ1球ごとに投手に特大の声を送る。普段通りのスタイルだが、鳴り物や歓声がない分、いつも以上に映像を通じての“熱男ボイス”をファンに届けた。

 無理をしなくても声は通る。独特な雰囲気の中で、いつもより控えめになっても不思議ではない。本人は何食わぬ顔で「ホークスはキャンプから声を出すことをやっていますから。宮崎で1か月、声を出しているのに、ここで出さないのもおかしな話でしょう。無観客だからとか特にそういうことは関係ない。いつも通りのやつです」。こう話したものの、周囲からも「大したものだと思う」(チームスタッフ)との声が出ている。

 空気感やムードメークを意識する松田宣だけに、無観客試合によるプレーへの影響も感じている。「逆にお客さんが入るようになった時に威圧感がすごいんじゃないかと思った。満員の中でやるのがプロ野球で、それが普通のことなんですけど、そこで戸惑う選手もたくさんいると思う」と話す。

 オープン戦は最後までこの状態で開催される。しかし、これが開幕して観戦が解禁となれば、一転して大観衆の中でのプレーとなる。それだけに、やはり無観客試合の雰囲気に合わせてしまってはいけない。意識の持ち方として「常にお客さんがいるものと思ってやらないと」と見解も口にした。

 波乱含みとなっている2020年のプロ野球。コロナウイルスの感染拡大は終息しておらず、先のことは何も分からないが、いかに普段と変わらない意識で調整ができるかもカギとなるのかもしれない。