朗希 東北のレジェンド・山田久志氏も絶賛

2020年02月28日 16時30分

山田オリックス臨時コーチの前で投げ込む佐々木朗

 東北のレジェンドも最速163キロルーキーの素材に脱帽だ。ロッテの佐々木朗希投手(18=大船渡)が27日に遠征先のオリックスキャンプ地、宮崎・SOKKENスタジアムでブルペン入り。正規の投球距離となる18・44メートルの距離で初めて捕手を座らせ、直球ばかり21球の本格的な投球練習を行った。

 吉井投手コーチが真っさらなマウンドを使うよう促すも、それを断って二木が使用していた荒れたままのマウンドで投球を開始した。徐々にエンジンがかかり最後は力一杯投げ込もうとしたところを吉井コーチが制するように投球練習が終了。佐々木朗は「吉井さんから『力は入れなくて大丈夫』と言われたので楽に投げれました。まずは距離に慣れるため、前まであった感覚を戻すために軽めの調整というイメージで投げました」とこの日のテーマについてコメントした。

 このブルペンに居合わせたのが通算284勝を誇り、このキャンプにオリックスの臨時コーチとして参加している山田久志氏(71)。秋田県出身の同氏は「現時点で高校生として入ってきてこれほどまでにしっかり投げられるピッチャーは今までいなかったと思う。そのぐらいの印象を持ちましたね」と絶賛した。

 石垣島キャンプから続いてきた沖縄、四国、九州遠征の最後に行われた本格ブルペン。佐々木朗は「キャンプは終わりですけど、シーズンはまだ始まっていないですし、ここで100%に上げることはない。徐々に上げていきたい」と語った。常に注目を浴び続けた1か月間を「すごくいい経験ができたと思いますし、一軍に帯同して高いレベルのプレーを見たり感じたりしたので良かった。思ったよりいろいろと対応できた。1回も離脱しなかったですし、本当にやりたいこと、やらなければいけないことができて本当に充実した1か月間が送れたと思う」と総括した。

 チームもこれで帰京し、佐々木朗も卒業式出席のため岩手・大船渡へ向かう。「すごく楽しみですし、これからはなかなか(故郷に)帰ることもない。しっかりリフレッシュしてきたい」。“令和の怪物”伝説はここからいよいよ本格スタートする。