巨人・村田二軍野手総合コーチが指導者2年目のキャンプを語る 「情けなくてテキーラを飲み過ぎました」

2020年02月27日 16時30分

選手に指示を出す村田修コーチ

 巨人・阿部慎之助二軍監督(40)の一挙手一投足が注目された二軍の春季キャンプも27日で終幕。その指揮官の右腕として陣頭指揮にあたっていたのが、指導者2年目の村田修一二軍野手総合コーチ(39)だ。本紙は打ち上げ直前の宮崎で若き鬼軍曹を直撃。昨季を知る男の目に映った二軍の変化とは――。

 ――阿部監督が就任後初めてのキャンプ。コーチとして手応えは

 村田コーチ 野手に関していえば、去年のキャンプと比べて3倍は練習したんじゃないかな。納得できる量をこなすことはできました。その意味では充実していたと思います。選手もギラギラした目でやってくれていましたしね。

 ――選手に練習メニューを選ばせるなど自主性を重んじたキャンプだった

 村田 ここにいる選手というのは何かが足りないから二軍にいるわけですよ。じゃあ、自分に必要なものは何なのか。去年は僕も基本の意識付けとして素手や両手で振らせたりもしましたが、結局は自分で考えてやらないと本当の意味で身に付かないですからね。今年は自由にやらせていますが、一軍で活躍するための取り組み方や狙いは一人ひとり違うはず。阿部監督とも話し合っていますが、僕らもそれぞれに寄り添って指導していこうと考えています。

 ――阿部監督の就任で一番変わったことは

 村田 厳しさでしょうね。今年に関してはまず「覇気がない選手は使わない」と決めていますから。それは球団が強化指定した選手でも例外ではありません。姿勢にやる気や覚悟が見えないと判断すれば、たとえ強化指定選手でも外しますよ。

 ――技術はもちろん、心構えも重要だと

 村田 当たり前の話ですが、巨人のユニホームを着ている間しか巨人の選手じゃないんですよ。僕が(BCリーグの)栃木で一緒にやっていた選手で「NPBを目指します」と言っていた3人のうち、2人からは(引退の)連絡をもらいました。野球を続けたくても続けられない選手がいる。ここにいる選手は恵まれた環境にいることを自覚して、東京ドームで活躍する姿をイメージしながら毎日過ごしてもらいたいですね。また社会人としてもしっかり通用する人間を育てなければという責任も感じています。

 ――指導者は2年目。コーチ業も板についてきた印象だ

 村田 だいぶコツをつかみつつはありますが、それでも伝える、教えるというのは簡単じゃない。昨夜も試合内容があまりに情けなくて、ついテキーラを飲み過ぎました。やっぱり「なんでこんなことができねえんだ」って頭にくることもありますから。でも、そこはグッとこらえて。どうすれば選手にうまく伝わるか、できないことができるようになるかを考えながら酒を飲んでいます。

 ――ファーム首脳陣は一気に若返った

 村田 みんな一緒に野球をやったメンバーですし、サネ(実松バッテリーコーチ)や俊哉(杉内投手コーチ)、木佐貫(投手コーチ)は同世代。阿部監督も年齢が近いですし、話し合えるいい環境をつくってくれています。でも決してなれ合いではなく、いい緊張感でやれています。俊哉の意見にも助けられていますし、僕の立場上、サネに「おい、捕手はどうなってんだ」って言わないといけない時もあるでしょう。言いたいことを言い合いながらやっていきたいですね。