開幕投手に指名されている西武ザック・ニール投手(31)が26日、オリックスとの練習試合(宮崎・SOKKEN)に先発し、4回5安打2失点にまとめた。

 3回に吉田正の適時打、4回にT―岡田、宗の連続二塁打で失点したが、最少失点で食い止めた右腕は「ヒットも打たれたけど、比較的ゴロが多かった。初登板にしてはいい感じ。今日は自信のあるチェンジアップは2、3球だけ。シーズン中にあまり投げないカーブを試してみた」とこの日のテーマに言及。

 その上で「自分にとっては生命線であるシンカーが思うように動かせるかが重要。試合の中で打者がどう打つかを観察しながら調整していきたい。開幕が近くなれば気持ちが高まってくるだろうけど、今は次の登板に向けてしっかり準備していくことが重要」と冷静に語った。

 辻監督も「よかったんじゃない。安定してるし、点は取られたけど、その後で大量失点しないから安心する。ちゃんとゲームをつくってくれるし順調だと思います」とエースの調整ぶりに万全に信頼を寄せた。