14年ぶりに西武に復帰した松坂大輔投手(39)が25日の韓国・斗山戦(宮崎・サンマリン)に実戦初登板。1回、打者6人に22球を投げ1本塁打を含む3安打2失点の内容だった。ストレートの最速は141キロだった。

 テーマは「ゲームの入り方だった」という松坂。一死後、左打者の鄭を2ー2と追い込みながらバックドアスライダーで見逃し三振を狙った球が甘く入り右中間三塁打。不用意に入った続く3番・呉の初球、139キロストレートを右翼席へ運ばれ、古巣復帰後初の実戦登板は1回2失点というスタートとなった。
 松坂は登板後「全体的に変化球が高かったですね。力の入れどころも、もう少し力を入れていいかなというところでは入れるべきだった」といずれも変化球を打たれた3安打に言及。その上で「(三塁打はスライダーで)見逃し三振を狙ったんですけど、(速球での空振りが)外々と続けていたので真ん中低めで空振り三振を狙った方がよかったのかもしれない。(本塁打は)あれも得点圏にランナーを置いて初球だった。あの投げミスはしてはいけない」と打たれた場面を振り返った。

「今日は僕の中では、ただゲームに入ったというだけ。いいイメージを持って入ったけど、その通りにはいかなかった」という松坂。今回の登板で出た課題を前提に「試合で出た課題というのは実戦の中でしか修正できないと思うので次回の登板の時に今回悪かったところのミスは減らせるようにしたい」と前を向いていた。