ソフトバンクを悩ますキューバ助っ人の五輪問題

2020年02月21日 20時56分

グラシアル

 キューバ助っ人を巡りソフトバンク首脳陣が悩ましい問題に直面している。19日に日本シリーズMVPのグラシアルがキャンプに合流。デスパイネも近日中に合流予定だ。ここから始まる対外試合で調整をしていくことになる。

 ただ、そんな中で困ったことがあるという。首脳陣の一人は「2人は開幕にいないわけだからね。いないことが決まっている選手をどれだけ(オープン戦の)試合に出すかというところもある。本人たちの調整もあるだろうけど、近くなればなるほど、そりゃ開幕から出る選手を出したいですよ。これからどうするか考えていかないといけない。本人たちにも話を聞いてみないといけない」と話した。

 デスパイネ、グラシアル、そして投手のモイネロの3人は、五輪のキューバ代表にも選ばれている。そのため3月中旬までは日本で調整して、その後は3月22日からのアメリカ大陸予選、4月1日からの世界最終予選で国の威信をかけて戦う。つまり少なくとも3月20日の開幕にいないことは確定しており、あとは勝敗次第だが長引けば20試合近く不在となる計算だ。疲労なども考慮すれば復帰時期は不透明でもある。

 両者からしてみれば大事な五輪予選に向けてしっかりとした調整をしたいところ。事実、デスパイネも実戦モードで来日してくるという。一方でチームとしてはキューバ勢の代役も含めた“開幕メンバー”にしっかりとした打席数を与えて本番に備えてほしいのがホンネ。サジ加減が難しいというわけだ。

 保留者名簿に入りながら亡命してメジャー移籍を画策しているコラスとは違い、残ったキューバ勢はチームの投打の要である優良助っ人だ。できる限り報いたいところでもあるが…。またしても難題だ。