中日・石川昂 けが対応でも大物ぶりを発揮

2020年02月18日 16時31分

別メニュー調整でランニングする石川昂

 中日のドラフト1位・石川昂弥内野手(18=東邦)にまさかのアクシデントだ。16日の練習中に左肩の違和感を訴え、17日に沖縄市内の病院で検査を受けた結果「左肩腱板炎」と診断された。今キャンプ中の一軍昇格の青写真を描いていた石川昂の野望は絶望的となったが、けがをしたにもかかわらず黄金ルーキーのチーム内の評価はうなぎ上りとなっている。

 左肩違和感のため、出場予定だったDeNAとの二軍練習試合(宜野湾)を回避した石川昂は病院で受診後、沖縄・読谷球場に戻るとランニング、ウエートトレーニングなど軽めの別メニュー調整を行った。数日前から患部に多少の痛みはあったようで「ちょっと気にはなっていたけど、僕は左肩を痛めたことが全くなかったので、ちょっと自分でもびっくりした感じ。常にジンジンするとかではなくて打撃で振ってて動かしたら痛いという感じ。バットを軽く振る分には大丈夫だと思う。守備はできるので、そんなに長期にわたってできなくなるわけじゃない」と前向きに話した。

 仁村二軍監督も「たいしたことなかった。普通だったらやらせているけど、新人君だからしょうがない」と軽症を強調したが、今後は慎重に二軍で様子を見ながらの調整となる。

 順調なら近日中にも一軍昇格する方針だったが、それも見送られることになり石川昂は「とりあえずトレーナーさんに言っておこうと思って。正直(普通に)できると思ったけど、あんまり無理するところでもないし、たぶんそんなに時間はかからないと思う。悔しさはもちろんあります」と唇をかんだ。

 しかし、亀掛川トレーナーは故障をしっかりと報告してきたことを絶賛。「出遅れたくないという気持ちからこれぐらいの痛みなら隠してやってしまう選手もいる。それをちゃんと伝えてきたのは誰もができることではないと思う。もしそのまま隠してやっていたら腱板の炎症以上となる腱板損傷になってしまったかもしれない。そうなればもっと長期化してしまったかもしれない。早めに言ってきてくれて早めに対処して早めに復帰できるので、これでよかったと思う」と目を細める。

 打撃でも守備でも「新人離れしている」と首脳陣から高評価されている竜期待の18歳ルーキー。けがをしても逆に周囲をうならせる大物ぶりは本物なのかもしれない。