中日・小笠原を変えた「ドミニカリーグ観戦」

2020年02月14日 16時30分

練習試合で好投した小笠原

 中日・小笠原慎之介投手(22)がとにかく明るい。13日のDeNAとの練習試合(北谷)で先発し、3回を2安打無失点の好投を披露。ゆったりと脱力しながらの投球について「とにかくリリースポイントまでなるべく力を入れずに持っていきたいという目的でやっている。タイミングが合えばいい球がいく。今日は真っすぐでどれだけ抑えられるかを試しながら投げた。チェンジアップもボチボチですね」と順調に調整を続けている。

 今キャンプ中は練習から笑顔が絶えない。そのきっかけとなったのがオフに訪れたドミニカ共和国でのウインターリーグ観戦で、人生観が変わったという。「ずっと日本の野球しか見たことなかったから、新しい野球を見たかった。メジャーとも全然違う。苦しんで練習なんかせず、勝負は本気だけど、野球を楽しんでやっていた。それで今まで苦しかったけど、もっと楽しまなきゃダメだなと思った。20時間かけて行った価値があった」と打ち明ける。

 現地ではメジャー951試合登板、通算327セーブを誇るナショナルズFAのフェルナンド・ロドニー投手(42)と対面。小笠原は「むちゃくちゃいい人だった。42歳が『毎日が勉強』と言っていた」と大きな刺激を受けた。

 もともと喜怒哀楽をマウンド上で出すタイプ。しかし、昨シーズン中、ある首脳陣から「笑いながら野球をやるな」と注意を受けたことで「もう絶対に笑わない」とポーカーフェースに徹していたが、笑わない野球から以前の楽しむ野球に戻ったわけだ。

 昨季3勝に終わった5年目左腕は今季に向けて「とにかく一年間投げられるようにチームに貢献できるようにやっていきたい」と意気込んでおり、楽しみながら結果を残すつもりだ。