広島・鈴木誠也 「侍の4番」確約も慢心なし

2020年02月10日 16時30分

稲葉監督と話す鈴木誠(左)

 侍の主砲に慢心なし! 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)が9日、広島・日南キャンプを視察。昨年11月の国際大会「プレミア12」で全試合4番を務めた鈴木誠也外野手(25)には「ジャパンの軸として考えていきたい」と話した。

 そんな鈴木誠はこの日のランチ特打で、56スイングのうち12本の柵越えを披露した。そのうち1本は122メートルの中堅の柵を軽々越えてバックスクリーンへ、その次の球もスコアボードを直撃する大飛球を放った。

 稲葉監督は「いろんな球団を回っていますけど、打球の強さ、飛距離は他の選手とは違う感じ」と大絶賛し、プレミア12同様の4番についても「まだ(五輪まで)半年ある」と前置きしつつも「4番に、という理想は当然ある」と話した。

 ただ、鈴木誠は至って冷静に考えている。「たくさんいい打者もいますし、結果的に4番を打たせてもらえるのであればありがたいことですけど」として「(代表に)選んでもらえるようにしっかり頑張るだけです。選ぶのは監督なので」と表情を引き締めた。

 というのも、国際大会は「シーズンとは違う雰囲気があります。場慣れ感は必要だと思います」と認めながらも「その時に調子のいい選手が(五輪に)行くべきだと思っています」との考えがあるからだという。

 五輪前のシーズンを重視する発言を繰り返すのはそのためだ。「侍の4番」はほとんど約束されている状況に見えるが…。鈴木誠におごりは全くない。日本の若き主砲は淡々とシーズンへと向かう。