中日・大野雄 侍ジャパン同僚の剛速球に発奮

2020年02月10日 16時30分

シート打撃に登板した大野雄

 中日で開幕投手の大本命・大野雄大投手(31)が侍ジャパンで同僚だったオリックス・山本、ソフトバンク・甲斐野の剛速球をモチベーションにしている。

 9日、沖縄・北谷の一軍キャンプでシート打撃に初登板し、ビシエド、高橋ら打者7人に対して23球を投げ、パーフェクトに抑えた。主に直球でグイグイ押して最速は147キロを計測。「内容は良かったと思う。真っすぐを狙っているところに投げて安打性が出なかったので。もう一段階、二段階、真っすぐの強さを求めていきたい」と鼻息を荒くする。

 ここまで直球の強さにこだわるのも侍ジャパンの一員として昨年11月の「プレミア12」に出場したブルペンでの経験だ。不慣れな中継ぎで計5試合に登板したが、ブルペン待機中に山本と甲斐野の直球を間近で見て「びっくりした。僕より全然上だった。山本はビューンと伸びてキレッキレッで、甲斐野はバズーカでドカーンという感じ。2人とも投げた瞬間にミットに入っていた。自分の中で真っすぐにこだわってやってきたけど、さらにスピードも質も求めていかないといけないなと思わせてくれた」と収穫を口にする。

 それ以来「練習メニューの一つひとつを、これはきっと理想とする真っすぐにつながるのではと意識の持ち方がより高まった」と打ち明ける。

 開幕投手については「『大野で開幕は大丈夫だ』と思ってもらえるような投球をしたい」ときっぱり。与田監督は「打者と対峙した方が良さが出る。安心して見ていられた。(大野雄の開幕投手への意欲を)去年の春にはなかったことだと思うので、そういう位置に自信を持って近づいていくことが大事。意気込みを感じて託していくわけですから」と目を細める。

 侍戦士のブルペンでの経験を発奮材料に、大野雄は直球を磨き続け開幕投手の権利をゲットするつもりだ。