山本浩二氏が巨人キャンプ訪れ凄絶がん闘病明かす 7度の手術「結構きつかった」

2020年02月07日 17時51分

キャンプを訪問し、原監督(右)と談笑する山本氏

「ミスター赤ヘル」こと、元広島監督の山本浩二氏(72)が7日、巨人の宮崎キャンプを訪問し、昨年がんと闘病していたことを明かした。山本氏が公の場に姿を見せたのは昨年4月、巨人戦で解説を務めて以来だという。

 正午過ぎ、室内練習場で原監督らと談笑後、報道陣に対応した山本氏の口から出たのは壮絶な闘病ぶりだった。

「病院と家と行ったり来たりしてまして、2つのがんに侵されまして、4回手術を行いました。おかげさんで、今こうして元気でやっております。あとはリハビリぐらいで。こうしてキャンプに来るっていうのがまた一つの活力になるから。自分では信じられないくらいの去年の1年間でした。こういうこともあるんだなと。皆さんも気を付けてください」

 膀胱がんと肺がん。それぞれ2回、全身麻酔を施した4度の手術を行った。最初は昨年の春季キャンプ時、定期健診で行ったエコーで膀胱がんが発覚し手術。さらにその後のPET検査で肺がんも見つかり、平成最後の4月30日に手術を行ったが、その約1週間後に「気管支の方に、今度はまたその影響で穴が開いた感じがあったんで、そこでまた同じような手術して…。だから結構、きついことはきつかった」。大小合わせると7度の手術を行ったという。

 手術のたびに入院し、最後に退院したのは昨年11月。現在は日常生活に支障はないそうだが、「きつかった」「しんどかった」という言葉を何度も使うなど、過酷な闘病生活がうかがえた。今後の活動は「(依頼を)言われればいくらでも。うずうずしているよ。入院しててもシーズン中ではあったし、しょっちゅうテレビを見ている。前よりも詳しくなったかもしれんぞ」と笑いを誘った。

 入院中に見舞いに訪れていた原辰徳監督(61)は「僕の大好きな先輩の一人。世代の中でのヒーローでしたし、かなり大変な時期が昨年あったようですけれども、こうしてキャンプに来られてね。今年は解説も当然多くなるでしょうし、よかったなと思う」と安堵の表情だった。

 また、声をかけられた丸佳浩外野手(30)は「元カープということで、普段からお話させていただいた。ああいうふうに元気になられてよかったと思う。根っからの野球人だと思うし、グラウンドに来ることで、より元気になるんじゃないですか。僕は僕でしっかり頑張ります」と気を引き締めた。