楽天 三木監督が明かす“今年の不安材料”とは…

2020年02月07日 16時30分

ブルペンで投球練習を見守りながら前田氏(中)と話す三木監督(左)

【前田幸長・直球勝負】日焼けした顔が充実感を物語っていた。就任1年目の楽天・三木肇監督(42)だ。沖縄・久米島キャンプで時に自らバットを握ってノックを浴びせる姿は“戦う青年指揮官”をほうふつとさせ、勇ましい印象を持った。

 チームをAクラスへと導いた平石前監督からバトンを受け、昨季まで務めていた二軍監督から昇格する形となった。「僕みたいなヤツが監督なんてって自分でも、そう思いますし」と苦笑いを浮かべていたが、謙遜など必要ない。現役時代にはヤクルトで名将・野村克也さんの下、ID野球を叩き込まれた。過去11年の指導者生活で、一軍コーチとして日本ハムとヤクルトの両方でリーグ優勝に貢献した実績は申し分なく、個人的には満を持しての一軍指揮官就任ととらえている。

 そういう自負心もあるのだろう。「この世界で勉強させてもらっている中では、少しだけですけど、可能性があるんだったら(監督を)やりたいなと思っていました」とも話していた。

 オフにはロッテからFAで鈴木大、金銭トレードで涌井を獲得し、前パドレスの牧田も加入した。大補強は球団の本気度の表れであり、三木監督は「責任重大だなと思っています」と言う。一方で「この世界はそんなに甘くはないです」とも考えており、チームの底上げにも目を配っている。特に気にかけているのがバッテリーだ。

「ファーム(の監督)をやらせてもらった中で、去年一年成長してきた選手にも期待したい。藤平や寺岡、中堅だと釜田、菅原、そのあたりが押し上がってきたら…。やっぱり競争心、みんなでやらないといけない。あと今年の不安定材料っていうと、やっぱり捕手。若い選手が多いので、若さを上手に出せたらいいんですけど。やっぱり捕手が投手を生かすと思う。この(主力投手陣の)メンバーをどうやってね、今いる捕手がどういうことができるかだと思いますよね」

 嶋が抜けた楽天の正捕手バトルは若い堀内を筆頭に岡島、足立、山下、太田らで繰り広げられている。三木監督の“幅広い目”にも注目したい。

(本紙評論家)