西武・松坂 順調仕上がりの裏にメジャー流の肩強化プログラム

2020年02月07日 16時30分

ブルペンで投球練習する松坂。状態はいい

 西武に復帰した松坂大輔投手(39)の順調な仕上がりの裏にメジャー仕込みの強化トレーニングがあった。

 宮崎・南郷キャンプ第2クール初日となった6日に2度目のブルペン投球を行った松坂は、捕手を立たせ31球、片ヒザ立ちで16球の計47球を投じた。時折、力んで球を引っかける場面もあったが「無駄な力が入れられるぐらい元気だということです。今日のブルペンを踏まえて取り入れたい練習だとかのイメージが出てきた。それを入れながらもう少し強いボールを投げていければいい」。次回は捕手を座らせ、変化球も投げる予定だという。

 この日は今年から巨人の編成本部海外スカウトに就任した前中日のデニー友利氏(52)があいさつ回りのため訪問。松坂との関係は西武での現役時代に始まり、レッドソックスでの巡回コーチ時代、昨年までの中日時代と公私にわたって深い。辻監督や潮崎編成ディレクターとも情報を交換したデニー氏は「表情も明るいし、話している感じからも状態の良さを感じる」と松坂の元気な姿に目を細めた。

 順調な“平成の怪物”を陰で支えているのが2017年、中日移籍時に古巣レッドソックスの旧知のトレーナーに作成してもらった肩の強化プログラムだ。松坂は日々のキャッチボール前、ブルペン入り後などに欠かさずこの強化メニューをこなしている。

 目的はソフトバンク時代の15年に手術経験のある右肩の強化やケア。昨年のキャンプでもファンとの接触でクローズアップされた同箇所のトラブルを再発させないため、周囲の力を借りながら再起に向け慎重に前進を続けている。「去年と比べて体も絞れているし、肩の可動域も広がっているみたい」とデニー氏も“弟分”の復活に太鼓判を押していた。