ヤクルト・大松コーチ 故郷の後輩・奥川のスゴい点は?

2020年02月06日 16時30分

今季から二軍打撃コーチに就任した大松コーチ

【核心直撃】宮崎・西都で二軍キャンプに臨んでいるヤクルト・奥川恭伸投手(18=星稜)。スロー調整が続く黄金ルーキーの潜在能力を、現場の指導者はどう見ているのか。今季から二軍打撃コーチに就任した大松尚逸コーチ(37)に同郷(石川県)の後輩について聞いた。

 ――同郷の後輩で注目の奥川をどう見ている

 大松コーチ チームの期待も高いですし、僕の新人の時とは比べ物にならないぐらい注目されてますね(笑い)。ただ、彼はすごく頭がいい。しかも謙虚で真面目です。すごい選手になると思います。まずはチームの環境に慣れること。中学、高校では年齢差は違っても2、3学年ぐらい。でも、プロは一回りも二回りも年齢が違う選手がいますから。そこは同郷の先輩としてしっかりアドバイスしてあげたい。

 ――頭の良さを感じるのは具体的にどんな点

 大松コーチ 走り方もすごくきれいですし、キャッチボール、投球動作に関しても無駄がない。体の使い方がうまいんです。これはプロの打者が見ればすぐにわかります。それに一度言われたことをすぐに自分の中でイメージして具現化できる。イメージしていることを体で表現できる能力に長けている。すでにチーム内でもその点は言われています。他チームのドラフト1位投手などと比べてもずばぬけている、と。だからこそ、まだ高校生なのに即戦力として見られるのでしょうね。

 ――長年プロで活躍した大松コーチから見ても並の新人ではない

 大松コーチ そう思います。すごく器用なんだと思います。すべてのことに対して。たとえば若手、ベテランを問わず「自分はこう投げたい」「こう打ちたい」と思っていても、実際に自分の思うように体を動かすのはプロでも難しいし、時間がかかる。何年も練習してできるかどうかです。それなのに彼はプロに入ったばかりでそれができるレベルですからね。

 ――調整はスローペースだが心配はない

 大松コーチ チーム全体で大事に育てていこうとしているので、大丈夫でしょう。まずは今やれることをしっかりやる。あとは本人が焦らず、やるべきことをやっていけば、間違いなく結果はついてくるはずなので。