ロッテ・朗希 一軍延長の狙い

2020年02月05日 16時30分

一軍帯同が決まった佐々木朗。右は吉井コーチ

 ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)の一軍帯同はいつまで続くのか。石垣市営球場でのキャンプ第1クールを終えた4日にチームは14日から始まる沖縄本島での一軍遠征に佐々木朗を帯同させることを発表した。当初予定されていた二軍残留からのプラン変更となった。

 この日の練習後、報道陣に対応した吉井一軍投手コーチは「まだ始まりの始まり。いろんな指導者が見るより一人の指導者が見た方がいい。本島に行ってからのコンディションや環境を見てもさほど(石垣島と)差はないですし、もっと(選手の)人数が少なくなる。やりやすいのではないかと」と意図を説明、今後については「登板の準備はしていません。乱暴な意見を言ったらいつでも(ブルペンに)入れるが、長いプランでは今は得策ではない。ここでも向こうでもやることは変わらない」と話し、ビジター球場を巡りつつこれまで通りの練習を続けると強調した。

 当初は石垣島での二軍残留が既定路線。なぜ予定を変更しての帯同となったのか。球団関係者は「吉井さんが手元に置いておきたいというのはもちろん、それ以上に朗希が吉井さんに心を許してるというのが大きい。ここで別の人が指導しては一から関係を作り直さなければいけないからね」と双方の信頼関係を理由に挙げた。

 それゆえに井口監督も「吉井コーチからそういう(一軍帯同の)話をもらいました。ピッチングコーチの狙いがある。しっかりと順調にいくんであればそうしてもらって構わないと話しました」と黄金ルーキーの育成を一任する方針だ。

 一軍帯同を伝えられた佐々木朗は「そうなんだ、って感じです。(一軍帯同は)どんな感じなんだろうと」と率直な感想を吐露。「一軍の練習で学ぶべきことがたくさんある。たくさんのことを吸収したい」と意気込みを語ったが…。

 あくまで吉井コーチは一軍の投手コーチ。このまま一軍に帯同させ続けるわけにもいかず、いずれは佐々木朗とも距離を置かねばならない。“吉井離れ”ができるのはいつの日になるのか。