巨人“秘密兵器”導入でGナインの視線を集めた大砲・岡本

2020年02月05日 11時00分

下を見る岡本。サイズを確認しているのか…

 原巨人が“秘密兵器”を導入中だ。リーグ連覇、8年ぶりの日本一奪回を目指す巨人は宮崎での春季キャンプから捕手を含む全野手陣、さらに投手陣にもファウルカップの試着を指示。打球の急所直撃による故障離脱を防ぐことが目的だが、Gナインの関心はあらぬ方向へ…。なぜか、このファウルカップを巡って主砲・岡本和真内野手(23)に注目が集まっている。そのワケとは――。

 鍛錬の時はまだ始まったばかりだ。キャンプ3日目はティー打撃にゴルフの練習用ボールが登場するなど、首脳陣も工夫を凝らしている。原監督も「選手たちが興味深くやるのはとても大事だと。集中力を切らさずに練習をやらせるという一つの手段だと思います」と大きくうなずいた。

 選手たちは厳しい練習に日々打ち込んでいるが、チームとしては今キャンプから新たなリスク軽減策も取り入れている。捕手だけでなく内外野手、投手陣にも急所を保護するためファウルカップの装着を推奨しているのだ。導入の決め手は「考え方は昨年のフェースガードと同じです。ルールの範囲内で使えるものは使いましょうということです」(チーム関係者)という。

 昨春のキャンプでは球が顔面を直撃するリスクを減らすため、ヘルメットに装着するフェースガードの着用を励行。今年は股間も守るため“金カップ”をというわけだ。米大リーグでは昨年6月、マリナーズのミッチ・ハニガー外野手が自打球で睾丸破裂の重傷を負い、4か月の欠場を余儀なくされたケースもある。確率は低くても、万一の事態が起きてシーズンを棒に振っては確かにもったいない。減らせるリスクは減らしておくに越したことはないというわけだ。

 まずは全選手がキャンプ中に試着。もちろん、普段は使用しなかった捕手以外の選手たちは違和感を覚えることもあるだろう。プレーに支障を来しては元も子もないため、継続して使用するかは選手個々の判断に委ねられる方針だ。

 ただ、こうなるとバリバリの体育会系のチーム内での注目は、必然的に「誰のファウルカップが一番デカいのか?」という展開となる…。

 ナインの間から相次いで挙がった名前は、若き主砲・岡本だ。「アイツのファウルカップは、たぶんサイズも『L』じゃなくて『XL』かもしれません…」と絶句する選手もいれば「(岡本)和真でしょう。何て言ったらいいか分からないけど、アレは“カナヅチ”です」と独特な言い回しで形容する者までいた。

 これらの証言は、単なる普段の岡本のイジられキャラの延長なのか…。真偽のほどは確かめようもないが、今季の岡本は不動の「4番・三塁」としてシーズン完走が期待される。原監督の信頼も厚く、この日は「今年は『ビッグベイビー』は絶対に使いません。1年でかなりのハードルを越えてくれた」と昨季、自ら命名した愛称の封印を宣言したほどだ。

 年々進化を続けるGの和製大砲。2020年はファウルカップで“至宝”をガードし、さらなる飛躍の年となるのか――。