巨人 サンチェの再来!?“同姓”サンチェスの評価

2020年02月05日 11時00分

ダイナミックなフォームが魅力のサンチェス

【赤ペン!赤坂英一】巨人のキャンプ、新外国人の評判がめっぽういい。ビエイラ、サンチェスが第1クールからブルペン入りすれば、現役大リーガーのパーラ(ナショナルズ)も初日からランチ特打に登場。原監督も、独特の言い回しでこんなふうに絶賛した。

「パーラは非常にコンタクト率が高いバッターだと思いますね。外国人は最初、日本の投手を打つのに苦労するけど、彼は選球眼がよさそうです」

 一方、投手で最も目を引いたのは、独自のスタイルを持つサンチェス。ステップする左足の近くにペットボトルを置いて一球一球、丁寧に投げていた。練習後には「左足がボトルに当たるときは右ヒジが下がってる。バランスをチェックするのが目的さ」と、投球動作をして見せながら、やはり丁寧に説明した。

 なんでペットボトルを使うのか、と私が聞くと「ボトルは踏んでも穴が開くだけですむでしょ。ほかの物を踏んで自分の足に穴を開けちゃいけないからね」とニヤリ。

 巨人にはかつて、サンチェス、パーラと同姓の選手が在籍していたことがある。当時の登録名はサンチェ、ホセだったが、姓のスペルは同じ。オールドファンなら、覚えている人もいるだろう。

 サンチェは1986年に抑えとして入団し、4勝1敗19セーブ、防御率2・32と活躍した。背番号は今のサンチェスと同じ20で、口ヒゲを生やしたいかつい顔立ち。よく漫画やお笑い芸人のネタにもされていたものだ。

 来日2年目に調整法をめぐって皆川投手コーチと衝突。水虫が悪化してスパイクが履けないせいで登録抹消されるなど、トラブルや珍妙な逸話の多い助っ人でもあった。

 99年に入団したホセ・パーラは巨人が育成目的で獲得したドミニカ共和国出身投手。当初はキャンプも二軍スタートで、日本人選手と同じ宿舎に振り分けられると「ウサギかイタチほどの大きなネズミがいる」と、思わぬ苦情を訴えた。が、宿舎関係者は「動物は飼ってません」と否定。そんな“事件”を記事にしたのはもちろん東スポだ。

 ホセは巨人で2勝(3敗)するも1年で解雇され、その後はメジャーや韓国の球団を転々。2005年にオリックスで日本に戻ってくると、今度は姓のパーラで登録された。先発で5月まで4勝しながら右ヒジを痛めて退団。今のサンチェスが言っているように、ヒジは大切にしなければならない。