佐々木朗希に“巨漢化プロジェクト”進行 体重20キロ増量へ

2020年02月03日 18時00分

体を大きく使ってキャッチボールする佐々木朗

 ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)の“巨大化計画”が進行している。現在、球団は練習の強度、登板間隔、体づくりなどあらゆる観点から金の卵を管理しているが、それは食事面でも同じ。高卒新人が次々と大型化を遂げる育成環境のなか、190センチ、90キロとすでに立派な体格の佐々木朗だが、身長が伸びる余地があるという。また、さらなる巨大化、チームの主砲“アジャ”に迫るビッグボディーを手に入れる可能性も十分あるという。

 1日からスタートした春季キャンプでは、投内連係、12分間走、約40メートルの距離でのキャッチボールなど、自主トレ期間中よりもやや強度を上げた練習で汗を流している佐々木朗。2日には前日のメニューに加え、マウンドとは反対の上り傾斜を利用して投げる練習に取り組んだ。吉井投手コーチは「股関節が腰に自然にハマるような動きを覚えるためのもの。もともとは肩のリハビリ用のものですが、下に向かって投げる強度の低い投球練習です。叩きつけるイメージで、指の力も下向きになる」とそのメニューの意図を説明。練習を終えた佐々木朗は「やってみて、股間節を意識しながら投げた。傾斜が逆だと股関節を意識する。やってるうちに自然になるとは思います。これからも続けていけたら」と感想を口にした。

 まだキャンプも2日目、今は環境に慣れることに精一杯の佐々木朗だが、黄金ルーキーの育成プランは着々と進行中だ。来年以降の佐々木朗のイメージについて、吉井投手コーチは「まだ2日しかたってないけど、かなりいい投げ方をする。2年目にはしっかり中5日、6日で投げられるようにしたい」と目標を設定。今季についても「1年目はしっかりと間隔を置いてですが、大谷の1年目が50(実際は61回2/3)、ダルが70(同94回1/3)イニングくらいですか。大谷くらいは投げられるかもしれない。もちろん、本人の状態を見ながらですが」と見立てを語る。

 緻密かつ臨機応変に立てられる投球計画の一方で、体づくりも順調に進行中だ。菊池コンディショントレーナーが「やはり体形が近いですから、体づくりもある程度共通するところがある」と育成モデルに挙げるのが、高卒2年目の土居豪人投手(19)。身長は191センチと、190センチの佐々木朗と並んでも見劣りしない長身右腕だが、驚くべきはその体重増加スピードだ。わずか1年で体重を20キロ近くも急増させた“増量の鬼”だ。

 土居は「1年目は少し投げさせてもらいましたけど、体づくりがメイン。体重は高校時代の76キロから、1年で95キロまで増えました。特別なことはやってませんが、もともと寮のメシで決められた量が多かったのと、このオフは実家で卵焼きやチャーハンを自分で作って食べてました」とプロ1年目の取り組みを語る。

 寮の食事はおかずが毎食6種類で、完食するにはそれなりのボリュームがあるとか。白米のおかわりは自由な一方、食べ残しは厳禁。田村寮長が日夜厳しく監視している。また昨年からは順天堂大学と提携して毎朝体重や体温を測定、1日単位で細かく記録を残しているという。

「もとの体重は朗希のほうがありますが、体重増加は土居のケースが理想的。1年で20キロはともかく、様子を見ながらいずれはそのくらいになってもいいのでは」と菊池トレーナー。現在体重90キロの佐々木朗がこの先20キロの増量に成功すれば、メジャー渡米前の大谷の102キロと比べても一回り大きく、チームの主砲で日本人選手最重量を誇る井上晴哉内野手(30)の114キロにも迫る110キロに到達する。

 食トレとウエートで巨大化し、夢の170キロを投げる真の怪物となれるか。